酒井亮輔(21)

ーでは、この写真をまずなんで選んだかっていうところから。

そうですね。これは、そもそも、なんかお気に入りの場所を撮ってこいみたいな授業課題で、ぺぺっと撮ったやつなんですけどもともとは。
ただまあ、実際にお気に入りの場所でしたし、まあなんだろうな、やっぱりこういうとこで仕事して、まあ考え方だったりとかなんか生き方だったりとかそういうのが変わったんで、そういう意味でこの写真を選びました。


ーこれはいつの写真、どこの写真。

これはおそらく、去年の、去年の9月だなきっと、去年の9月の学祭実行委員の部屋で、そこで仕事してた時の深夜2時くらいの写真ですねこれは。


ーで、その選んだ理由っていうのが

まあやっぱり、まあこの場所が単純に気に入ってたっていうのもありますけど、この仕事する中で、この部屋で仕事して行く中で、やっぱり考え方だったりとか、なんか、なんだろう、日々の過ごし方だったりがすごい変わったので、そういう意味でこの1枚。まあお気に入りの場所として選んできました。


ーその自分の人生において大切なものっていうところで。

そうですね。大切なものとしてまあこの場所ですね。場所というか本当はこの時の時間ですけど、まあ場所と時間をよく示せてる写真だなと思ってこれを選んできました。


ー考え方とかが変わったってのはどういう風に変わったとか。

まあそのなんだろうなあ。いや本当に、わりとすっかり変わったので、むしろどこが変わったていうのは言えないんですけど。まあやっぱり、その、なんだろうなあ。
まあ1人の人間としてのその責任だったりとか、そういうものの取り方だったり、その責任とのまあ過ごし方だったり。自分との、一種自分との、自分と自分の付き合いていう中で、生き方が変わったていうか。
まあ、うーん、何が変わったっていうとすごい悩んじゃうんですけどね。まあそうだなあ、だからもう、この二年間くらいここで過ごして、それでまあ、もはや、すっかり変わりましたね。隅から隅まで。なんだろうなあ。うーん。

まあ、細かいところで言えば、例えば、その組織の中でどう組織をまとめるかとかそういう考え方は変わりましたし。でもまあそういう細かいところがいっぱい積み重なって、その大きいところで、なんだろうな、自分はどう生きたら楽しいんだろうとか、そういうところまで考えさせられたっていうのが、やっぱりこの場所であり、この時間ですね。


ーじゃあ変わったことはなんで自分にとって大切なもの。

まあ、なんだろうなあ。まあ、人間心と身体があって、その心の部分がやっぱり今、この時間、この場所で作られたって意味でやっぱ大事だなっていう。なんだろう。難しいなあ。あまりに概念的ちゃ概念的なんですけどね。


ーうん。それまでの中の変化っていうのがこれに比べて小さかったとかなかったに等しいものだと感じてる。

そう、まあ割とそうですね。この18年間生きて、まあここで暮らした、ここで暮らしたって言うと語弊があるけど、ここで暮らしたのが二年だとして。まあ、半々くらいかな。
土台は確かに、作られたのはその18年間だと思いますけど、やっぱりその土台以降の部分、その家じゃないですけど、その上の部分ていうのはやっぱりここで作られたなあっていうので、やっぱこの2年間ってのは濃密でしたし、まあその18年に匹敵するくらいの、ものが変わったていう意味ですごい重要です。


ーやっぱりその変わったっていうところが自分にとって大切なの。

まあそうですね。どう変わったかていうよりは、そう、自分、変わったってことが大事。変わったていうか、今ここにある自分がこの時に作られたっていうのがすごい大事。


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ー自分の今っていうのが、その2年間の変化っていうもので作られていて、それを象徴してるのがこの写真ていう。

まさにそれですね。単純にお気に入りでもありましたしね。
深夜2時に自分の周りをもう集中できる状態に固めて、なんかもうひたすら仕事をするみたいな、それまあ実際楽しかったですし。うーん、まあこれきっと1人で残留してるときなんですけどね、1人の残留も好きでした。だからすごい、まあ楽しんで仕事してる写真ていう意味でもこれはすごい重要ですかね。


ーTwitterの画面見えるけど。

そうそう、これは休んでるんで、この時は。Twitterそうメールクライアントの前Twitterだから。うん。
でも割と楽しい写真ですよねこれは。僕はそう思うんですよね。そう、なんか、自分に合うように机レイアウトして、ものも、これ割と整理できてますよ、ものもしっかり整理して、つまめるなんだろ、パンもあるし、コーヒーもあるし、最高ですね。これ最高の残留の形だから、やっぱ、これ楽しかったなあ。うん。
だから僕の中で割と、色んな見方があって深い写真なんですよねこれは。


ー色んな見方っていうのは。

まあ単純にこの部屋っていう場所を切り取ってて、ああなんかこんなに頑張って働いてたなって見方もありますし。だからさっき言ったみたいにすごい楽しい写真だなっていう、楽しんで残留してるなっていう写真でもありますし。
なんだろうなあ、その苦労だったり楽しみだったりていうのがあるんですよね、この写真には。なんだろうなあ。
なんか、積み重ねられたこれまでの資料みたいなのもありますし、一方で授業やばいなついてけないなみたいな、ここらへんに授業の本があって。


ー今の自分を作ってるところで大きな役割って言ったんだけど、そこの役割っていうところで、どういうところで、さっき仕事の責任の取り方みたいな話をしたけど、どういうところが。

まあなんだろうな。まあ、決して順風満帆じゃなかったていうのが一番で、その3歩進んで2歩下がるみたいなのを繰り返して、その2歩下がってるところで常に考えさせられて、すごいたくさん考えた2年間ではあったので。
うーん、まあもちろん、その組織の中でもってことでもそうですし、こういうことやって俺は楽しいんだなって自覚できたのもそうですし。
なんだろう。
その下がった2歩分が、うーん、大事だったかなみたいな、なんだろうな。その試行錯誤というか、難しいなあ。

具体的、うーん、すごい具体化できないんですけどね、具体化しだしたらおそらくもう限りなく、本当に100個近くこういうことがあってこういうことがあったみたいな、こういうことがあってこういうこと考えたって言えるんですけど。本当にそれが積み重なって、うーん、楽しかったなあだとか辛かったなみたいなすごい抽象的なものに最後仕上がってるんですけど。
うーん、まあその、その部分がすごい大事だなって。表層的に、結果として作られた一番上の層というか、それが今の自分だなとは思うんで。


ーていう感じかな。

ですねえ。まあ、この写真の奥にはまあ色んなことが、ある、あったなあっていうのが。だからすごい情報量の多い写真です、僕の中では。うん。そうだな。まあほんとさり気なく撮った1枚なんですけどね。やっべ授業の課題だって思って。これそうだな、第1回とか第2回授業の課題だから、9月の終わりとかそんなもんですねまさに。そうだそうだ。なんだっけな、消費とライフスタイルの課題だ。


ーじゃあ、次は、今度自分の夢について。やりたいこととか、達成したいこと。もしくはなんかこうこれのために今頑張ってる、こうなりたいとか。

自分の夢について。そうだなあ。すごい難しいですど、まあなによりすごい、日々楽しくっていうと、それはまた語弊がある。
なんだろうな、総合して楽しくというか、なんだろうな。
例えば、会社員になるとしても、その会社を辞める時に、ああ楽しかったなって思えるような生き方ができればいいかなと。
結局なんか、そう、別に汗水たらして働くのもいいですし、別にグータラ働いても全然いいとは思うんですよ。
ただ、最終的にああよかったなと、俺の会社員人生なり、人生はすごい充実してたなって思えるように生きられればそれでいいですかね。
だからその何がじゃあ楽しいかっていう部分を模索できたっていう意味ですごいこれ重要ですよね。


ーじゃあそれなにが好きだったの。

やっぱり、その、なんだろうなあ。あるものを作りかえるとか、ないものを作り出すとか、なんだろ、作ることが好きなのかなあ。これもちょっと、わかってるようでわかってないんですけど。
そう、なんだろうな。
よりよくすることが好きかな。そう、そう、そうだな。なんか、機械をいじることが好きな人もいれば、本を読むのが好きな人もいるように、僕はよりよくすることが好きだなっていうのは思いました。
そう。

だからそういうきっと仕事をできれば、それが、うーん、まあ、まあ、そういうことできればっていうのが夢なんですかね。ああ、そうですね。
だから変な話、その、なんだろうな、金がほしいとかは全然ないですね。それは違うなっていうのがすごい思わされました。割とお金大事にしてた、まあ今も大事にしてますけど、お金をお金として大事にしてたっていう部分もありましたけど、でも今はそうはなってないですね。うーん、やっぱそれも変わった部分の一つでしょうね。そうですね。


ー自分の夢としては、今言った、振り返った時にっていうやつ。

そうですね、そうです、そうです。振り返った時に楽しかったと思えるような。苦しい1ヶ月があったとしても、楽しい1年やればみたいな、そういうことですかね。


ーそれはじゃあ、自分の中ではまだ具体的にはなってないけど、枠組みとしてはこれが自分の中で大事なことだっていうのが一個。

そうですね。方向は見えてるかな。だから手段がまだ見えてないですけど、そう、目的は見えたなっていうのが大きな一歩だったんじゃないですかねえ。うん。


ーそういう風に感じ始めたのが、やっぱ大学入ってから。

大学入ってからですね。


ー今までのその小中高だったり生活の中の、自分の感じたことだったりっていうのはそこに影響してたり、大きく影響してたりはしない。

そうですねえ。小中高もいろいろ考えはしましたけど、でもすごい今思うと浅かったなって思わされるんで。なんだろうなあ、まあもちろんそのとき考えたことっていうのも、なんだろうな。なんだろう。
まあ有用ではあったんでしょうけど、まああくまでその、なんだろうな、下地というか、そう、だったかな。まあいずれこの大学のこれも下地になるのかなって思うんですけど、まあ日々更新されるって意味で。


ーそのこの写真が象徴するその2年間ていうところで、考えとか気持ちってのが色んなものがこう変わってきて、それが自分の中で大切なもので。で、自分がこうこれから選択するものにも影響を与えてる、そういう感じ。

ですね。まあまさにそうですね。まあだから2年間の象徴的な写真ですね、端的に言えば。


ーで、これからの多分基礎になる写真でもある。

はい、そう思います。


ーなんか言い残したことある。言っときたいこと。

そうですね、まあでも割と言ったかな。まあ割と大事なところは言いましたね。あとは細かい、細かいいろいろあるやつなんで。



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