元井実祐(20)

ーなんで宝物かっていうところから。大切なものなのか。としての写真なのか。

いやなんかまず、私留学したのがけっこう人生ででかくて。まあ20年しか生きてないけど。
まず中2ぐらいになってから、中二病みたいなのになっちゃって。で、なんか逃げたかったんですよ。いろんなものから。で、英語も好きだったし、死ぬまでに1回はアメリカの高校に行きたいなって思って、親に説得して留学して。
その留学が最初3週間は、シアトルでアジアの他の留学生と一緒に交流キャンプみたいな。それで最後の日にもらったのが、このTシャツなんです。だから、色んな国の言葉でいろいろメッセージ書いてあるんですよ。
まず、さっき言ったんですけど、高校が90人、一学年90人で、小学校からついてたから、世界が超狭かったんですよ私。
しかも他の言語を話すみたいな。最初私英語どころか、もうなにも喋れなくて。シャイだったから、これでも。見えないだろうけど。


でもなんか3週間くらい一緒にいると、お互いあいまいな英語で、まあなんかこうコミュニケーションとれるんですよ。同じ、同じ人間だから。意外と思ってることって同じだったりするんですよ。なんか文化が違っても、ああなんか人間なんだなって思って。なんか伝わるか伝わらないかわからないですけど、日本人はもう完全に日本人ていう性格があるから、絶対韓国人とか中国人とか合わないと思ってたんですけど、歴史的にも問題あるから、絶対日本人とか嫌われてるのかなって思ったら、全然なんかそんなこともなくて。
むしろなんか日本のこと興味持ってくれたし、そしたらなんかけっこう夜みんなで抜け出したりとか、割と青春なこと、青春なことやってて、しかも言葉が全然通じないのに。
行って3週間だから。
なのになんか、言語的なコミュニケーションだったんですけど、まあちょっと非言語っていうか、あいまいなあれわかるよねで通じてた、あの感じがすごい楽で、その3週間のキャンプでもう私は、正直楽しすぎたから、留学終了させたかったんですよ。
ああもうこれでよくねって思って、本家のホストファミリーのとこ行きたくなくなっちゃって。それくらい楽しくて。その最後の日にやっぱみんな泣いて、泣くわけですよね。
それでなんか、友だちだった人にこうやっていろんなメッセージを書いてもらって、何書いてあるかわからないけどまたその何書いてあるかわからないことがすごいいいかなって。これけっこう宝物。

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ー3週間の経験、総じてこれが表してるみたいな。

経験かな。それありますね。あとなんか留学のスタート切ったって感じ。なんか留学の話したことありますっけ。私けっこうひどい目にあって。
なんかホストファミリーがやばくて、まず過激な宗教家だったんですよ。まず私を受け入れたのは、あの、なに私を入信させるためなの。
で、まず怖かったのが魔女を信じてたかな。ヴァンパイアも信じてたし。なんか英語の勉強として買った英語のトワイライトの原書を、まず捨てられたんですよ。こんな邪悪なもの家に置くな。もう怖くなっちゃって。
それの心の支え的なのがこの写真だったってのがあって。
そのけっこうやばかったのは、いきなり呼ばれたんですよ。
ちょっとみゆちょっと下に降りてきて、
え、なんもやってないけど、なんか、どうしたんだろって、なんですかって言ったら。
ドラッグやってるでしょって言われたんですよ。やるわけないじゃん、こんな、わかると思いますけど。
え、ってなって、なんか見つけたんですか、
って誤解解くなら解こうと思って、そしたら、なんかそういう予言があったみたいな。私が、ドラッグやってる予言があったって言うんですよ。やってないじゃないですか。
やってないって言ってるけど、そこまで突き進めると、彼らの信仰まで否定することになるから、もうどうしようもなくて。で、荷物を全部漁ってって言って、漁っても、ドラッグらしきものはまあ当然出てこないし。人間不信になっちゃったりとかしちゃって。
16歳なのに、神様いるのかいないのかっていう究極なところ、精神的な領域になって。
なんかもうすごい辛かった時とかに連絡取ってたのもなんか韓国の友だちとかタイの友だちとかだったし、その他の子もけっこうヤバいホストファミリーに行かされたとこもあったから、なんかお互い、心の支えにしてたし。
あと、えっと、今年、いや来年の夏か春に日本に来るんですよその友だち。会うの楽しみだし。去年かな、去年台湾の、子と再会したりとかして、なんか、意外と、世界が広がった体験をして。


ー自分がじゃあ、世界が広がった、価値観とかが変わったってのが大きい経験だった。

大きいし、私って本当は箱入り娘だったんだなって思ったし。なんか宗教がマジ怖いって思ったけど、結局私が信じることが全てじゃないですか、結局そうなるでしょ。
ヴァンパイアいないけど、いると思ったら彼女にとってはいるし。まあいろいろなんかストレスで死にそうだったけど、まあうまいことホストファミリーに距離とっていこうと、まあ距離をとってうまいこと留学を終えたんですよ。

で、帰ってきて、まあなんか色んな人と連絡とってみると、まあ私けっこうヤバい方、けっこうひどい体験もしてたし、だから余計仲間っていうか、わかってくれる。
普通に日本で留学してない子にそれ話すと、なんか最悪っていうか、なんかえーなんか留学しなきゃよかったんじゃないとか言われるんですよ。それでもよかったって思えるし。友だちにもその台湾の子はカンニングの濡れ衣着せられたんですよ。カンニングの濡れ衣。ちなみに台湾においてカンニングすると超、罪めっちゃ重いみたいで、今彼女ニュージーランドの大学にいるんですよ。国内に入れなくなっちゃったから、何年か。
ニュージーランドに送られてるみたいな壮絶な子もいるんですけど。その子も別に行かなきゃよかったとか思ってない。

むしろなんか16歳のなんか世の中なめて、なめてたりとかした時に、ああいう体験をしたから強くなったみたいな。
それはそれで今思えば楽しかったし、笑って話せるくらいだし。で、けっこう、まあ留学は人生を変えたかなっていうのはある。多分留学してなかったら、私多分大学行ってなかったもん。適当な女子大かなんか専門学校行こうと思ってて。でも留学行って、そのなんか宗教が全てだと思ってる人を見て、ああやっぱなんか学内じゃ(学びがないのは)やだなって思って。
ダーウィンの進化論とかあるじゃないですか。でもホストファミリーにとってはアダムとイヴが世界を作ったんですよ。だからそんななんかダーウィンの進化論とか、理科の授業で聞かれたら、なんかなんていうか、聞かなくていいというかそんなの聞き流せってホストファミリーには言われてたし。
なんかもっといろいろ、勉強って別につまんないわけではないじゃないですか、面白いものは面白いし。そういうのも知らないで、神様のためだけに生きるのは、私はそういうことはしたくないなって思ったし、いろいろなこと、世界いろいろ知ったから、あ、知るの楽しいって思った時だったから。まあそれなりの大学は行こうって思って、帰国しておとなしく勉強してたんですけど。


ちなみにさっきの予言に関してはオチがあって。
帰国1週間前に、あのパスターていうか、なんていうの牧師か、牧師さんに呼ばれたんですよ。なんかうちにご飯食べないって。で、行って留学どうだったって言われたんですよ。
で、まあこうこうこんなこともあったけど、最終的によかったですよ。こうこうこんなことに、そのドラッグ事件を言ったんですよ。
で、私その予言したの誰って言ったら、牧師の奥さんだったんですよ。
で、だから知ってるのかなって思って、普通に話したらは?ってなって、え、僕そんな予言してないしみたいな。
あの苦しんだ何ヶ月間はなんだったんだって。
で、なんかそんなひどい目にあってたんだって言われて、泣かれちゃって、本当申し訳ないって、気づいてあげられなかったのも申し訳ないし。でもなんかあなたのホストファミリーちょっと頭おかしいんだよねって帰国1週間前で言われたっていうオチがあって。
もうそれ聞いたら私マジ家帰りたくないって言ったら、ほんといやだったら最後の1週間はここに泊まりなさいって言われて、最後の1週間は友だちの家と牧師さんの家を行き来してたっていう割と壮絶だったし。


私お金けっこう盗まれたんですよ。ホストシスターから。4万とか盗まれちゃって、まあ返してもらって、返させたけど。
なんかいろいろ人信じられなくなったけど、自分の元からの友だちは全然ましだったっていう言い方は失礼なんですけど、全然いいやつだったし、なんか私と合ってたんだなって、同じ環境にいるし、私のことわかってたんだなって。なんかすごい壮絶な経験だったんですよ。
でもなんか高校はすごい楽しくて、学校があったから、けっこうなんか1年やり遂げた感がある。なんかあんま家にいないように、別にミュージカルとかしない人なんですけど、ミュージカルに入ってたりとか、えぐい授業とか取ってたりとか、インテリアデザインとかも取って、デザイン系ではないんですけど。だからなんか色んないすの名前覚えさせられたり、バルセロナチェアとかいろいろあって、帰国してあれバルセロナチェアだとか1人で思ってたりとか。授業もすごいおもしろかったし。

だからまあ、よかったのも半分あったし、悪かったのも半分あるかなって。
でも、ほんとあんな若い時にあんな辛い体験したっていうか、けっこう思い通りにいかないとこにぶち込まれたから、なんか今があるのかなって。
だからもう私はこれが嫌だとは思わないし、今全然話す人なんですけど、中学生の時は話さなかったんですよ。ほんとだまってて。言いたいこと言わないと存在消されるってアメリカでわかったから、なかったことになっちゃうから、ちゃんと喋らないといけないし、思ったことはなるべく言おうって、KYなっちゃったとしても、言いたいことは、言った方がみんなそういう目で見てくれるから、生きやすい、私にとっては生きやすいかなってことで、けっこう高1くらいに変わりました。そう、変わった。


ーじゃあその経験がやっぱ大きかった。

でっかかった。(留学がなければ)だって今の大学とか行なかったもん。


ーじゃあその価値観が変わった経験があるから自分があるし、それが大切だっていう

そうそうそう。あといろいろなんか、けっこう人に興味持つようになったていうか、不信になったっちゃなったけど、なんでそんなにそうなっちゃたのみたいな、そういうところがあって。いろいろなんか人を話すのも好きになったし、見るもの好きになったし。割と相談とかもされる人だったから、まあ快く相談のれるようにもなったし。
なんか映画とか昔から見てる、まあお母さんが映画オタクなところが、検定持ってるくらいだし、なんか映画昔から見てるとこう、第三者ていうか、こう観客みたいな感じで、ちょっと物事を見てしまうところとかあって。
でも、なんかその主人公、自分も一応生きてますからこの世界に、主人公としてもちゃんと生きないといけないのかなとも思いました。
なんか、ただ見てる人って、なんか、ただ自分で知ってるだけじゃダメだし。私もちゃんと生きてるんだから、私もちゃんと好きなことやらなきゃだし、いやなものはいやだし、気遣う、まあ気遣わなきゃいけない時は言ってないけど、みたいなね、ちゃんと生きようって思って。
17歳くらいにちゃんと思いましたよ。


ーていうのが宝物。もう一つのじゃあ。

象は、あれ、なんか留学行ってる間に、私まあ一人っ子だから、お母さんめっちゃ寂しくなっちゃったみたいで、新たな趣味を開拓したんです。それが動物が大好きになっちゃって。まず母がめっちゃ象好きなんですよ、さっきの写真。あれ、別に、ほんとに撮った写真なんですけど、けっこう。なんか象が好きだったりとか。
アフリカがまずそれで好きになってきて、アニマルプラネットとか見るようになって。親けっこう情がある人だから、動物とかけっこう好きだし。
で、それで、なんか帰国1ヶ月前くらいにスカイプで、
ちょっとあんたにお願いあるんだけど?
なに?
帰っていきなりアフリカ行かない?
ってなって、
は?
ってなって。
いやなんかお父さんおなか弱いからなんかアフリカ料理とか食べたら死んじゃうと思うし、かといって女1人で空港行けないじゃん。あんた英語喋れるし、行きなれてるでしょ。
あ、でもアフリカか、ケニアなんですけど、あいいよって。別に私が出すわけじゃないし、お願いされてるから、じゃあ行くわって。

お母さんと帰国してすぐにアフリカに行ったんですよ。アフリカ全然興味なくて、めんどくさいなくらいだったんですよ正直。でも旅行として一度人生で行ってみたいなって思ってたから、まあ適当についてくかみたいな。あと英語、忘れないようになんか喋ろうぐらいだったら、割とめちゃくちゃおもしろくて。
なんていうんですかね、まずなんか人生でまずマサイ族とか見ると思ってなかったし、あと若干偶然夢が叶ったのが、気球にアフリカでちょっと気球に乗ってみたいっていうちょっと夢があったんですよ。なんかさくらももことかなんかの絵本にあって。それもなんか偶然叶っちゃって。

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私なにが感動したかっていうと、この像の写真、象ってなんかよく見ると、顔なんか笑ってるんですよ。なんか象ってすごい、なんて言うんでしょう、人間でいうとでろーんってなったおばさんていう、なんて言うんですかね、いろいろしわとかおっぱいとかたれちゃったイメージで、全然象ってものに魅力感じなかったんですけど。
この、これって象の孤児院ていうので、デビッドシールドなんとかってけっこう有名なんですよ。で、なんか親殺されちゃったりとかした象を、集めて、なんか人間が世話して、なんか、帰してあげるっていう。けっこう有名な観光地なところで。
象ってこうでかいじゃないですか。でも子象はこれくらいのサイズだし、ちょっと触れるくらいだったからよく見れたんですよ。あ、象って顔笑ってるんだっていうの気づいて、なんか動物も笑うことあるんでしょうけど。
なんか、動物ってこんな癒しがあるっていうか、なんて言うんですかね、オーラ、こんなになんか愛着がわくものなんだなって思って。

なんか全然興味なかったのが、ちゃんとなんか動物とか見るようにもなったし、そのガイドブックとかもちゃんと読んで。そのサファリしたんですよ。なんか、アフリカのマサイ•マラっていう有名なサファリコースで。やっぱいろいろなとこ行ったんですよ。もうなんか日本の動物園とか行けなくなっちゃって。これ、なんか写真とか親のカメラにあるんですけど、風景が美しすぎるから、なんかもう別に素人が撮ってもめっちゃいい写真撮れちゃうし。
あとなんかこう車乗ってて、こうキリンが前にいるから止めちゃうとか、そういう体験とかもなかったし、あとチーターも触ったんですよわたし。なんかチーターってネコ科じゃないですか、ネコって気持ちいいとのどならしますよね。なんか特別に、なんかチーター触るとことか案内してもらって、で触ったと。
気持ちいいとのどならすじゃないですか。
でもネコのゴロゴロゴロとチーターのゴロゴロゴロってかなり違うじゃないですか。
怖いじゃないですか。おそるおそる、そしたらうぉーみたいな。ってなって観光ガイドの人にちょっとガッてやられてそれを引きずって後ろにチーターと座った写真とかあったし。そのなんて言うんですかね、チーターとか触ったし、あと野生の動物とか見たし、そうキリンとかもすごい好きなってそこから。
いろいろなんか解説、してもらって、あ、こういう習性あるんだとか、あとフラミンゴがいっせいに飛び立つとことか見ると、改めて私って全然狭い世界で生きてたんだなって思っちゃって。ちゃんと見るべきものを見ない、別に見るべきものってわけじゃないんだけど、物事をちゃんと見てなかったっていうか、なんかなんて言うんですかね、言いたいこと伝わらなそう。


ーまあこれも同じような感じで、けっこう価値観が変わったって。

そう同じような感じで変わって、別になんか動物オタクになったとかじゃないんですけど。


ーそれがきっかけでまあ色んなことに対して。

そう、色んなことに対して。なんか、なんか、色んな、こういう可能性があるみたいな妄想をするようにもなったし。なんか、これはだめだけど、これはいいんじゃないみたいなところを見つけないとなんか、自分がしぼんじゃうな。
なんか人のこと考えて生きられないけど、なるべくは、無関心にはなっちゃいけないなって私。
世界、世界ってただワールドとかじゃなくて、自分が知ってるコミュニティていうか風景とかがたくさんある分、やっぱりなんか人生って楽しくなると思うし。だから大学とかでも、なんか一つのサークルとかに入り浸っちゃうのはダメだなって思って、わりといろんな面で友だちとかもできたし。
中学のときとか考えると私誰とも喋らなかったから、私他人興味ないって感じだったから。なんか4年前か、4年前の自分とすごい変わったなって思って。英語も喋れるようになったし、外国にも友だちできたし、なんかひどい、宗教のひどい目にもあったし、アフリカなんか行っちゃったし、なかなかアフリカなんて行けないし。
そう思うと私って恵まれてるなって。私恵まれてるわって結論で終わっちゃうかもしれないですけど。でもすごい価値観変わった。


ーそれが今まで生きてて大切だった。

大切だったていうか、今んとこ生きてて、大きく変わったなっていうのはあの1年か、あの1年。


ーでそこが、やっぱ大切な、自分の中では大切なものとして。

でかかった、でかかった。大切、大切。だって別に受験、第一受かったけど、そっちよりやっぱ印象的なのは留学。あと親から離れてみてよかったのかなって思う。
すんごい寂しがって、私が、死にそうになってた時とかも、親パニックになってたけど、かわいい子には旅させろっていうのも確かにそうだなって。私は恵まれてし。親とかも。
まあ言うて卑屈になってたけど学校も悪いとこでもなかったし、みんなあれてたからぶつかちゃったんだと思う。
なんか1回クラスで孤立しちゃったことあって、そういうので、あのギャルを敵に回してしまったというまずいことをしてしまったからな。
比較してみても高校とかもすごい落ち着いてて、みんなも見ないうち地に追いついたのかなって、なんか時の流れって解決しちゃうのかなとか思っちゃうけど、でもその時の流れの中で、自分がなにしてきたかっていうのがあるからこそ人って変わるから。
うーんなんかね、あの一年はめっちゃ濃かったと思う。


ーなるほど。

そう、宝物。宝物っていうかその時の印象的な写真って感じなんですけど。


ーまあそれを表してる写真ってこと。

そうそう。象が笑っているていう、なんか大して、大したことじゃないんですけど、笑ってるんだっていう気づきは、私にとって、全く見てなかったから象とか、でかかったんですよね。
アフリカもし行く機会あったら、絶対感動すると思いますよ。なんかもう日本の動物園とか行けなくなっちゃって、壮大すぎて。

なんか最近、私一応若者じゃないですか、なんかいけないなって思ったのは、なんか、現代人かわからないけど、若者って人のことにしか興味なくなっちゃうじゃないですか。
誰と誰が付き合ってるとか、誰かの友だちがこういう人だとか、誰かはどういうやつでこういうことをしちゃったとか、なんかちゃんと自然に見る機会なかったなって思って。
なんか、ちゃんとフォーカスが、カメラでいうフォーカスが焦点が、人にしかなくて。
ちゃんと自然とか、研究会とかが地震とかだから、たまたまなんかいろいろ見る機会ありますけど、私ってほんと興味なかったんだなって思って、自然とか美しいと思う人でしたけど。なんか2ちゃんかなんかの掲示板でお前ら美しい画像貼ってみろみたいな掲示板見て、ああこんな美しいとこあるんだとか、本屋で世界の絶景写真集とか見てああここ行ってみたいで終わっちゃうなって。
これからはもうちゃんとなんか、空とかも見てみたいし、ちゃんと土とかも見てみたいなって思います。あまりになんかもう人しか見てなかったなって反省してるかな。


ーなるほど。次が今の持ってる自分の夢。叶えてみたい、やってみたい目標とか夢。それは漠然なものだったら漠然なものでもいいし、具体的にあったら具体的でもいいし。やってみたいこととか。これをやりたいから今生きてるとか。

そっか。ちゃんと考えているようで考えていなかったことですね。別になんか名声とかがほしいわけではないんですよ。なんかちっちゃいころからよく、やっぱなんか変って言われて、変わってるって言われてたから、あと大人の人とか話して合うし、よく言われたのが、なんか本でも書けばって言われたんですよ。別に作家になりたいわけじゃないんですけど。なんか残せたらなって。


ーなんか。

何かしら残せたらなって思う。


ーそれは、それ今は本を書きたいけど、本だったりとか、それは写真かもしれないし。

何かしら残して死にたいな。


ーなんか残すっていうのはどういう風に何を残したいの。

どういう風にっていうのは。


ー自分の中でこう、残すってことは、なにかインプットしたものをアウトプットしたりとかさ、もともとあるものだけで書くとかさいろいろあると思うんだけど。それはどういう風に何を伝えたいから残したいとかさ。

多分人に伝えるのもあると思うんですけど、落ち着いてなんか文字かなんかにしてみたら、また新たな発見とかあると思うし、あのとき自分はこうだったんだ。そういうなんか、自分のなに、人生的なのを思い返す時間がほしいかな。
やっぱ何歳で、なんていうのいまやってもそんな変わんないと思うけど、何歳くらいになったらなんかまた変わると思うし。
日記つけてる人なんですよ私。だからめっちゃ読むの恥ずかしいんですけど、読んでみるとなんか同じこと繰り返してるんですよ私って。
で、なんか恥ずかしい死にたいっていうこともなるべく書くようにしてて。そういうネタ帳ってわけじゃないんですけど、なんか、その、けっこう残しとくとヒントっていうか、またなんか私同じこと繰り返しそうになってないかなとかなんか、なんていうんですかね、もう1人の自分が語りかけてくるみたいな。
そういう日記ではないんですけど、なんか昔のことをなんか、何かにして映画かわかんないですけど、なんかその物語にしてみたいっていうか、ちゃんと自分の中でなんか一歩につなげていきたいですね。
まあ結局自分満足させることなんだろうと思うんですけど。いやでもそういうの作りたい。いや日記はすごいほんと、昔からつけて本当よかったなって。


ーその夢ってのはなんでそういう。

夢ていうか、やりたいことっていうか、今のところしたいこと。


ー夢はなんでそういう風にやりたいと思ったの。そのやりたいこと、いつか書きたい、モノにしたいってのはなんでそう思ったんだろうって。

なんかこんなこと言っちゃ失礼かもしんないんですけど、自分がめぐまれてるからなんだと思います。


ーそれはどういう意味。

なんかなんですかね、多分自分の人生は、まあいろいろやいやなことあったけど、今のところ満足できてるし。なんていうんだろう、本当になんか満足しなかったら人生に。
そんな作品にていうか何か残そうとか思わないと思うし、むしろ黒歴史クリーナーていうか、もう、全てクーリングオフしたくなる感じじゃないですか。
でも私はいろいろその残したいていうか自分がしてきた体験とかを忘れないでおきたいなっていうのは、多分周りの人に恵まれてたし、多分勘も良かったと思うし、親もちゃんと育ててくれたと思うし、なんかそういう私ていうか、ちゃんと忘れないように残したいなって感じ。


ーそういう風になんかでも、さっきの話聞いてると、自分が恵まれてるとか気づけたのはやっぱその旅行とかの1年なのかな。

そうですね。留学の一年間かな。あとしたいこと、結婚したい。結婚したいなって思って。


いや、なんか、家庭を築きたいってわけじゃないですけど、なんですかね。こう。人生、人はどう生きるかみたいなあるじゃないですか。
こう幼稚園出て小学校出て、中学校出て、大学行って、会社に就職してみたいな、そういうのが頭の中でモデル化されてる。人によって違うと思うんですけど。
で、私のなんか、その、こういう、こう人生ってこんな感じだろみたいな中になぜか結婚は入ってるんですよね。
ていうか子ども育ててみたいっていうのが多分あるんだと思います。なんかけっこう本とか読むと、子ども大切にしたらけっこうなんだろう、ちゃんとちっちゃいころからああいう愛してあげたりとかすると、違うっていうか成長が違うっていうし。
まあ私って女ですからこれでも、なんか女ってこう子どもを子育てするものだってイメージがあって、まあ働いて業績を残すような感じではないんですけど、1人の子どもを育ててあげることっていうのは、なんか社会貢献て言っちゃいけないけど、まあだから女としての使命的なところはあると思うんです。


ーそれは親に自分がされたからとかでは。

それもあります。女だから。
それか。なるほど。それは多分そうだと思う。ちゃんと1人の子どもをちゃんと育ててあげたいっていうのはやりたいことかな。でもそんなこと結婚しなきゃいけないから、ああやばいって。やばい結婚しなきゃ、相手いないや。女としての親の使命をちゃんと果たしたいなって思います。
で、あとはもっと旅行したいなって


ーもっと見てみたい。

そう、見てみたいな。別に世界じゃなくてもいいです。


ー知らないところを。

知らないところに行ってみたい。知らないところに行くって自分の過去のなんもしらないところに行くんだから、新しい自分やれるかなって思っても結局同じこと繰り返しちゃうから、ああ人生てなんてエンドレスなんでしょうって思っちゃうんですけど、それはそれでまた楽しいんですよね。ちょっとずつ書いてればかわれるんだよ人って。そんな感じかな。



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