匿名希望(23)

ーまずは、なんでこれを宝物に選んだか、というところから

うん、その、自分の人生において、まあ、価値観を変えてくた非常に大きなもの、が、その七夕祭の中における渉外局長という役回りだったから。


ーで、じゃあその渉外局長というのでなんでこの写真なんですか。

この写真であることに特別に意味があるんじゃなくて、まあいろいろな大切なもの。いろいろ、うーん、得たものの象徴の一つが、後輩。後輩の渉外局長。


写真











ーじゃあそのなんか、得た、自分で宝物だと思うっていうその価値観を得たっていう経験、例えばどういうものだったり。
まあ何個かあるんだけど、特に大きいと思うのが、考え続けるってこと。
その、SFCに入った時に、その理念、その創設理念ていうのが問題発見問題解決ていうことで。まあその、何か問題を、一見問題がないようなものに問題を見いだして、それを解決する姿勢ていうのが非常に重要だなってことに気づかされたんだよね。学園祭実行委員で。
それとあともう一つは、オーナーシップ。オーナーシップって言葉があって、それはなにかっていうと、問題、まあ色んなところに問題がありますよっていう、それを解決する時に、その問題を第三者として見て解決するんじゃなくて、あくまでもその問題が自分に属しているんだっていうことで解決する、取り組むってのがオーナーシップっていう姿勢。これがすごい、まあ社会とかビジネスにおいて必要なんじゃないかなっていうことで、この写真を選んだ。


あとはねえ、人をどう動かすか。その自分が二年生の時にまあ渉外局長になったんだけど、まあその時は全然できなかったよね。
本当に全然できなくて、まあ人の動かし方がわからない、てか今までそもそも自分の人生の中で人の上に立ってなにかをしたことがなかったから、正直まあすごい自分の中でも苦であった。
まあけどその、二年生を卒業してOBになったんだけど、その3年生4年生っていう、なっても、まだ関わることができた。後輩がすごい慕ってくれたから関わることができた。
その中でどう人をマネジメントするかっていうところの一端を学べたんじゃないかなって思う。


ーで、そのじゃあ価値観てのが変わったことが、なんで、その、多分小学校や、生まれてから保育園だったり小学校だったり中高とか生きてく中で色んなところで価値観が変わるところがあったと思うんですけど、それの中で大学のこと、出来事を選んだのは
うーん。なぜこれか。他ではなくなぜこれか。
難しいなあ。
比重が大きいとかかな。
その、単純に数値化はできないけど、今の自分を形成してるものの多くは、
この経験から得られたもの。


ーその価値観っていうのが、今多分、形成された、まあ変えられた、ってのが自分の中でどういう役割というか
ああ今の自分でどう生きているか。それは例えば、就職。
就職においてコンサルって仕事選んだんだけど、もし、学園祭実行委員で渉外局長をやってなければ、コンサルっていう仕事は選ばなかった。
その、渉外局長やってる時にもうほうんとに、まあ荒削りな部分も多かったけど、たくさんの問題を発見してたくさんの問題を解決することに取り組んで、まあそのなんだろう一種の快感、問題を見いだして、問題を解く、そして前よりいい姿にするっていうことにすごい快感を感じて。
そしてまたその問題を取り組む、問題を取り組む、なんだろう、能力、能力の高さではなくて。
うーん。
そのさっき言ったオーナーシップだよね。その問題を自分のものだって感じて、それに取り組む能力ってのは人より高いのかなって気持ちがあったからそのコンサルの道に進んだ。


ー今、そのあと、なんだ、得たもの、価値観以外にも後輩っていうのがあるんですけど。そこのなんか後輩というものに対してなんか思い入れじゃないですけど

思い入れはたくさんあるなあ。


まあ、本当はまあ別の写真を選んでたんだけど、まあその写真がまあちょっとNGな部分があって、これにしたんだけど。
まあ、その今の一年生、新しい、ん、今の二年生かな、新二年の子も渉外局長に取り組んでて、まあその子も、僕の中で、この写真の、写真に入っている概念に入ってるうちの1人。
で、それはなぜかっていうと、うーん。なんだろう自己満足的なところかもしれないけど、すごい慕ってくれて、信用してくれて、なにか悩んでたら、その疑問だったりフラストレーションを投げかけてくれて、そして共に問題を解決しようっていうことを一緒に過ごした仲間、みたいなもんだから。


ー代が渡っているって言うのは、ポイントがある気がするんですけど

自分が、学園祭が二年生で終わった時に、あ、物足りないって思ったんだよね。なんでこの程度しかできなかったの?ってなんかもっとできたんじゃないかなって思ったし、もっともっと疑問とか問題とかたくさん見いだしたんだけど、まあ時間の問題だったり、自分の能力の問題だったり、まあ経験の問題だったりで解決することができなかったことがたくさんあったから、その自分の中に持ってたフラストレーションを、まあ後輩に引き継いでもらって、まあ後輩が解決してくれることによって、よりよい形ができるんじゃないかなっていうことを信じてた。だからこの写真。


そうだね。わずか、まあ1年生、自分が1年生の時に入って、2年生の先輩を見て、もう1年が終わったら、もう上いない。そこでのコミュニケーションのやりとりがなくなる。で、2年生のその学園祭が終わって3年生になったら、もう基本的にタッチしない。
これって、継続性がないよね。なにかを改革しようとした時に、まあその実際学園祭の準備っていうのは、4月、5月、6月、7月、まあ7月ももう当日だから、結局3ヶ月しかない。
その3ヶ月しかないなかで、なにかを変えようっていうのはすごい時期の制約があって、大きなものを変えようとすることはできるんだけど、その完成度を犠牲にするか、その問題に取り組む数を犠牲にするか、どっちかじゃないとできない。
てことがあるから、後輩に問題意識を引き継ぐことによって、その完成度だったり、その問題、解決すべき問題の数だったりを増やすことができる。って思った。


ーじゃあそれも多分一個の問題点だと捉えてたってことですか。
考え方ていうか、取り組むべきことへのものの見方が変わったっていうのが、まあ自分の中でなんかこれが問題点だなっていうところで、問題が全くないように見えるところに問題を見いだすようになるみたいな、その取り組み方が変わったていうのが一番大きいんですかね。

大きいね。もう大きい。もう日常、過ごしてる時にすごい感じる。多分昔だったら、こんなことを問題だと思わなかっただろうし、その問題が例えば2、3個あってその問題の本質、それぞれの問題がどこから起因しているかを調べていった時に、あ、結局ここがこれが問題の根源なんだってことがわかるようになった。
そういうものの考え方、これ構造化って言うんだけど、そういうものの考え方ができるようになったていうのも、渉外局長のおかげかなって。


ーなんかそれって具体的な、こう経験じゃないですけど、出来事とかってあったりします。象徴的な、これはすごく感じたな、ああその学園祭のその期間中というか、今の宝物って写真の中で、表した中で。

自分の取り組んだ中で、構造化して考えた?


ああ、ある。えっとね、うーんと。
まあいくつか問題があって、俺が、えっと、渉外に携わる前にあった、まあ一つの問題点は、うちの学園祭って周りのたくさんの、まあ大学のすぐ近だったり、まあけっこう離れてたりする、まあ色んな企業から協賛をもらって、それで学園祭を運営しているっていう性格があるんだけれども。
その、広告、広告を得なければ、まあそのうちの学園祭は、大学側から資金援助をもらってないから、運営することができない。
で、その広告費をどういう風に稼ぐかって言ったら、ずっとパンフレットの裏に広告協賛をいただいた企業の紹介だったり、まあPRだったり、まあそういうのを載っけて、まあその対価としてお金をもらっていた。
そんななかでまあ年々年々、その予算として渉外局に要求される額が増えていった。
ていうことはどういうことが発生するかって言ったら、単価をあげる、あるいは広告協賛のページを、ページを増やさないといけないということが発生して、単価をあげると既存のところから切られる可能性がある。
ていうことで年々、広告のページが増えてきたっていう問題がある。
でも、お客さんてなんのためにパンフレットを手に取ってくれているのかって言ったら、広告を見たいためか、って言われたらそうじゃない。
その自分の目的の、まあ企画だったり、装飾だったりが、どこにある、それにどういう意図が込められているとか、まあそういうふうな、タイムスケジュールだったりね、ステージの、ステージのタイムスケジュールだったりを見たかったりするんだけども。
けどその広告が半分、パンフレットの半分のページを占めているってなった時に、それはちょっと本末転倒じゃないのかなっていう気持ちが一つ。


で、あと、そのパンフレットって刷るのに時間がかかる。7月の1から7までに学園祭が開催されるわけだけど、パンフレットの締めきりっていうのが基本的に、まあ6月の10日から6月の15日。で、それからの15日だったり20日は、もう協賛を獲得することはできない。予算が、例えば、新しい企画が発生して、まあこういうことにお金を使いたい、だから協賛を増やしてほしいって言われた時に、もう打つ手だてがない。なにも手出しができないから、もうそこで諦めるしかない。まあそういう問題があったりだとか。
あるいは、うーん、その入稿が終わったあと。渉外局がひますぎる。なにもすることがない。だけど、その期間、後輩だったり、その同期、その局員達を働かせないことっていうのは当日へ向けての意識の低下を招く。その、そのニート期間があるせいで、当日へのモチベーションが下がるっていうのも、まあ一つの大きな犠牲かなって思って。


で、そういうことをまあ打ち破るために、まあポスター協賛てことを考えた。ポスター協賛っていうのは、その今言った3つの問題点をどう解決してくれるかって言ったら、パンフレットを、パンフレットの中の協賛を増やすことをせずに、ポスターの協賛を得ることで、パンフレットを広告だらけにしなくて済む。
ていうのが一つ。それが一つの問題、一番最初の問題を解決してくれるし、その二つ目の問題で予算が急に増えた、あるいはまあ予算、なんだろう、角材とかがなくなってしまって新たなものを買わないといけなくなってしまった時に対応できる。入稿、パンフ入稿が終わったあとに対応できる。
その学園祭の広告協賛、えーっと、パンフレットの広告協賛が終わった後でも、企業がもうポスターって作ってるから、基本的に大きな、企業さんだったらもうパンフレット作ってるから、当日の1日前までに契約を結んで、パンフレットを持ってきたらそれを掲示することができる。だからその、その間に局員を働かせることで、まあ当日までのモチベーションを維持することができるのかなっていう、まあそういうふうなものの考え方、ていうのが、できるようになった。これは構造化、なのかなあ。



ーなんかそれは自分の中で苦しかったりしたんですか、経験として。

ああ、苦しかった。苦しかったねー。
そのさっきも言ったように、もともとそのリーダーシップ経験ていうのはなかったし、なんか別に全然賢い方でもないし、なんか体力も弱いし、なんかね、けっこうね、けっこう苦しかったんだよね。なんかうまくいかなかったこともたくさんあった。
そのいま、その、いま、一部の後輩達は、なんか、あの人はなんかすごいみたいな、すごいことをやってのけた人だって言ってくれる人もいるけど、自分の中では全然そう思ってなくて。むしろ自分の後輩の方が偉大だなって思ってるの。本当に、これは心から。
けど、まあなんか、自尊心からなのかもしれないけど、まあそういうことは直接、なんか周りに、まあ広報することはしないんだけど。けど、本当に後輩が偉大だと思っている。俺ができなかったことを、まあその完成度をあげてくれたりとか、その取り組めなかった問題を解決してくれたり、本当に素晴らしい後輩だと思う。


ーなんかやまとさんは宝物出した時に、その表現をなんか、苦しくない苦労って。
苦しくない苦労。おもしろいね。
なんだろう。俺がいま苦しいって言ったけど、本当に心から苦しかったかて言われたら全然そんなことはなくて。苦しんでることを快感に捉えてたんだよ。その苦しむ中に、あ、この苦しみってすごい心地いいって、徐々に思えるようになってきて。
なぜかっていうと、徐々に形が出来上がっていくのがわかった。それは、まあ協賛金額が増えて、そのまあ目に見える数字って言うのもあるし、まあそれだけじゃなくて、後輩が、前よりも考えてくれるようになった。渉外についてより深く考えてくれるようになった。
だとか、自分の解決したいって思ってた問題、まあさっき言ったそのポスターだったり、まあ他にもいろいろあるんだけど、そういうことが徐々に形になってきたときに、ああ、この苦しみって絶対報われるし、苦しんでよかったなって。
その時に、その苦しみは苦しみじゃなくなってた。


ーやっぱ、なんかそこが成長のポイントなんですかね。まだ3人しか話し聞いてないですけど。
なんか、成長したいとき、自分追い込むよね。


ーけど、なんかそれが、苦しい、終わった後に苦しいって思うと、あんま成長してないんですかね。あれはよかったて思える苦労だと、そこで成長してるんですかね。

あと、物事を、苦しいって思わないかな。なんか結局、なるようになるとか楽観視してるし。なんか、これってどうせ自分を成長させてくれるものでしょみたいな、表面的には苦しいって思われるかもしれないけど、けど結局成長した時の自分のことを考えたら、これ超楽しいって思っちゃうんだよね。



ー話は変わるんですけど、次は自分の夢、かなえたいもの。あ、これやりたいな、今目標に持ってるもの、将来的にこういう風になりたいとか。
短期的目標?

ーいや別に、自分の中で一番強くやりたいなとか、達成したいなとか。ああいつかこれやりやいなとか。
将来の夢。ざっくりでいいのであれば、どう答えるかって言ったら、社会によい影響を与える人間になりたい、ていうことかな。
まあその、例えば、スポーツ選手だったら、そのスポーツを通して感動させることだったり、NPOだったらそのNPO法人を通して、人をより豊かにしようって思ってると思うんだけれども。
自分もそういう風に、社会に大きな影響、社会により大きくてよい影響を与えられる人間に成長したいと思っている。そのための布石だと全部思ってる。今自分がやろうと思ってることだとか、今までやってきたこと。
まあその、自分がそうあるべきだと思った時から。やったことは全部そういう目的のためにあるのかなっていう。


ーそうあるべきだと思ったのはいつなんですか。

大学入ってからかなあ。そのもともと、すーごい勉強できなくて、なんか数学もできないし、国語もできないし、英語もできないし、社会なんて全然わかんないしっていう人間だったんだけど。
なんかその浪人してる時に、なんか、こういう学校があるんだよっていうことを、まあ、友だちから聞いて、なんだこれ、もしかしたら俺でも受かるかもしれないって思って。
まあそれって、なんか別に名前があるからとかそんなじゃなくて、書いてある理念がおもしろかった。ただ面白かったから行きたいと思っただけなんだけど。
うちの大学の理念って、まあ基本的に専門分野っていうのをそこまで強く要求しない。うちの大学の理念は、21世紀の社会において、問題はより複雑化してきて、生物学とか医学とか、まああるいは経済学とか、その単独の学問分野じゃ解決できない問題が、これからより増えてくる。そういう問題を解決する人たちって誰だろうって言った時に、学問の枠を超えた、分野横断型で物事に取り組める人間、が必要だ。だからうちの大学はそれを作るっていう理念。その理念がすごいよかった。
そして中に入ることによって、やっぱり徐々に染まっちゃったよね。周り、まあおそらく他の大学に入っている自分が存在しないから確約はできないけど、他の大学に入ったとき、他の大学に入るよりも、より多くの刺激を周りの友だちとか、後輩とか先輩からもらったんじゃないかなってのは思ってる。

ーそれって、例えばその中では、なんだろうな。学園祭、この写真の経験とかってのは関係してると思いますか。その、それよりは、やっぱその一緒に学んでる人とか見てってことですか。

社会の役に立ちたい。社会の役に立ちたいっていうのは、
ていうのは、まあその学園祭が起因してるわけじゃないかな。けどそう思った時に、その手段の一つであったのは、間違いなく、最も大きな手段であったのは学園祭。


もうほんとうに、その徐々に徐々にゆるやかに、社会の役に立ちたいって気持ちは増えていったんだけども、まあその過程の中で気づいたら自分が渉外局長になってて。
で、なんかここで頑張ることで、俺って将来、より、この経験を通さなかった自分と比べた時に、大きなことができるような気がした。まあそれは勘違いでもかまわないんだけど。まあそういう気がした。だから、死ぬほど本気で取り組んだ。


ーなるほど、なんとなくわかってきました。で、今その手段ていうのは、多分、今、次就職する場所になると思うんですけど。最終的な形というか、ていうのはまだまだ考え中てことですか。

理想で言うと、まあ数人で起業したいなって気持ちはあるよね。うーん、それがまあビジネス色が強うかろうが、社会貢献色が強かろうが、まあかまわないんだけど。
より大きな影響、例えばさ、その、人によってはビジネスっていうのは、利己的で自己中心的なものであるって捉える人もいるかもしれないけど。まあそうは思ってなくて。まあそのビジネスの質によるのかなって思ってて。
例えばさ、まあApple、Appleって確実に人を幸せにしてるよね。あれがなかった世界を想像した時に、今よりも幸せは減ってるんじゃないかなって、まあこれはその定量的になにか言うことはできないんだけど、まあそのビジネスでも人を幸せできるのかなって思うから、だから別にそのNPOとか、そういうメインが社会貢献系に拘ることはしない。何らかの企業。


ーやりたい、その夢ってのが。けっこういま抽象的だと思うんですけど。

まあちょっと一つ補足するのであれば、その社会により大きなよい影響を与えたいっていうことの、まあ最も、大学時代に経験した、最も大きな手段、手段が学園祭って言ったじゃん。
で、それと同じように、就職も手段の一つ。それは、就職っていうのは、俺の目的じゃないんだよ。全然目的じゃないの。別にどうでもいいの。本当になんでもいいんだけど、たまたまその最も自分のぼんやり思い描いている夢に、一番近いであろうコンサルを選んだ。
ていうだけ、ただそれだけ。


ー今聞いてて、疑問になったのが、その夢への手段だったものがなんで宝物になったんだろうな。けっこう手段て言うと、マイナスイメージが強く感じるところがあるんですけど、それがでも宝物になったのってなんだろうなって。過程にあって、こうあって、こういう中であったことじゃないですか。それが宝物になった理由ってなんだろうなって。

その、夢っていうのは、今別につかんでるものじゃないじゃん。だからそれはまだ宝物になり得ないのであって。その夢に、夢の段階、夢の階段を今の自分から見てね、今の自分から見て、その階段を一番登らせてくれらもの、だから今の自分をその過去の自分よりも最も成長させてくれたものが学園祭。だからそれが宝物。


ー完全に今、ジグソーパズルが埋まった感じです。全然好きなことをあとは、言い残したこととかあれば。これは喋っておきたいなみたいな。

メッセージじゃなくてもいいんだよね。自分が今考えてることね。
刺激的な、環境、境遇に居続けることはすごい重要かなって思う。


ー自分がその夢に近づくために。

そうそうそう。


ーああなるほど、だからその刺激的な、まあけっこうやっぱり濃密だったと思うんですけど、あの3ヶ月。それが一番やっぱ濃かったのが、人生振り返ってみると学園祭のあの3ヶ月。

そうだね、それも一つだし、その今、まあまだ俺はニートしてるわけなんだけど。まあこれから働くに向けて、その今の準備期間で、その準備期間を使って色んな人に会ってる。今までそんなに、まあ仲良く、仲良くなかったってこともないけど、なんだろう、すごく大きな夢を持ってたり、すごくエネルギーを持ってる人と会うようにしてる。
そういうことが将来その夢を達成するために直結するんじゃないかなって思ってる。


ーでもあくまで、今聞いた話だと、自分がかなえたいものってのがかなりしっかりあって、それのために全ては自分は動いている、全て選んでるっていう、そういうことですよね。

そうだね。


ー最終的に自分がかなえたいことをかなえるために、それは自分の成長のために選ぶものだったりとか、その将来それを達成する時になって、持っとけばいい、持っとくといい繋がりだったりとか、そういうのを計算してってたらあれですけど、汚く聞こえちゃいますけど。

さっきの手段と同じような感じだよね


ーだけど、それは自分の夢を達成するために選んでるものだってことに。

自分の夢が、別に汚いものって思ってなくて、その崇高、うーんなんか崇高って言うのも気持ち悪いけど、うーん、まあよいものであるって思っているから、そのための手段っていうのも、きっとよいものだなって思ってる。



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