デザインという言葉とお金の使い方

なんだかんだで一瞬で1ヶ月半。
研修は金曜日で終わり、月曜から会社の配属先に着任します。
ちょっと緊張。
今日、住民票も移して、本格的に関西人になるようです。

今日は研修の間で感じたことを書こうと思います。

まず一つはデザインという言葉について。
会社の業界的にデザインという言葉がよく出てきます。
デザインってなんだろうということは、大学時代にもずっとしてきたものでした。

辞書的な意味はこちら。
国語辞典「デザイン」
1 建築・工業製品・服飾・商業美術などの分野で、実用面などを考慮して造形作品を意匠すること。「都市を―する」「制服を―する」「インテリア―」
2 図案や模様を考案すること。また、そのもの。「家具に―を施す」「商標を―する」
3 目的をもって具体的に立案・設計すること。「快適な生活を―する」

英和辞典「design」
1 (形式・構造などの)略図,見取り図,設計図;(絵などの)構図.
2 [U]意匠,図案,デザイン;[C]模様;[U]意匠術,図案法,構想法

日本にいるとデザインと設計は切り離されて使われていることが多いと感じられる。
しかし、実際には英語でデザインと言うと、設計の意味で使われる。
本来この2つは離された言葉ではないのでは?という考え方である。

こんな感じでデザインという言葉に関する議論はいろんなところで聞く。
今回の1ヶ月半で出てきたエピソードは、デザインに対して色と形だけがあれば
デザインなのだと思っている人がいて、そうではないことを伝えた方がいいのでは、という同期の意見である。
つまり、色とか形だけなんとなく美しいように作っているのではなく、そこには問題、課題があってそれを解決するために色や形を使っているのだということである。
そしてそれを、多くの人に理解してもらった方がいいというようなことであった。

自分はこれを聞いて、半分賛成かなと感じた。

デザインに対して、どのような人がどのような意味を込めて作られているかを理解してもらうこと、
それは一つのモノにどれだけ考えが込められ作られているを理解してもらうことで大切だなと感じる。
それを理解してもらうことは、デザインが軽視されがちな日本の文化を変化させることへとつながるかもしれない。(もしかしたらそれは、言葉を介さず伝えるのがベストかもしれないが。)

しかし、デザインという言葉に対するそれぞれの考え方、見方を統一することはあまりよくないのでは、と感じている。
問題、課題解決から形にするまでをデザインと言う人、モノの外見だけをデザインと言う人、設計と外見とを合わせてデザインと言う人、アートとデザインが一緒の人、いろんな人がいると思う。
そういった違いはそれぞれの興味や関心の違いにもつながるし、実際に何かを作るとなった時に注力する部分も変わってくる。
そうした時に、さまざまな価値観、注力する部分が重なっていいものができると生まれると思う。
そういった多様性があるから一人じゃできあがらない形のモノが生まれるのだと思う。

だから半分賛成半分反対なのです。

次にお金の使い方に関して。
GWは1ヶ月ぶりに関東に帰り、高校、大学の友人と遊びまくりお金を使いまくってしまいました。
(たぶんギリギリ赤字にならないかな?くらい)
そんなお金の使い方をしてたら、同期に使いすぎだろって言われてしまいました。
確かにお金使いすぎてしまいましたが、後悔というか惜しいとは思わないのです。

母から、若いうちにお金を使うことは投資だとよく言われてきました。
耳にたこができるくらい。
そうした時に投資って言葉が適切かどうかわかりませんが、
自分の周りにいる人と過ごす時間にしてもお金にしても、その投資は決して惜しいものではないのです。
それはもちろん返ってくるかといったら確証はないのですが、自分の中にははっきりと確証があるし、実際に共に過ごすその時間はこれからなかなか会いにくくなることを考えたらプライスレスなのです。

私が去年1年間でインタビューを行ってきた人の中で、「たくさんの人に悲しまれながら死ぬ。それが夢。」と言った方がいます。これを聞いてすごいなって思って。
その人は大金持ちでも誰にも悲しまれずに死ぬんだったら、100万円くらい借金あっても100人くらいの人に悲しまれながら死んだ方がマシだと話していました。
これを聞いた時にああすげえなと。もちろんいろんな人の話を聞いて、人を大切にすることを学んだのだけれど、目指すところはこれなのかなって思いました。
そう考えた時に、そういう風に人と付き合ってることで費やされる時間やお金は、最終的には目指すべき姿に近づくための投資なのかなって感じております。

そんな感じの1ヶ月半でした。
僕は意外と(?)元気です。
明日からも頑張っていこうと思います。
うぃすー。

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