球児たちを見て
星稜高校対鳴門高校。
今。12対1で9回を迎えて負けている星稜高校。
正直言って絶望的な点差だ。
ただ、スタンドで応援している選手も出ている選手、ベンチの選手も泣いたりしていない。
諦めていない。
野球というスポーツの特性かもしれない。
時間に縛られず、3つのアウトが取られるまでは続けられるという。
しかし不思議なことに僕が高校の時にしていたバスケットボールでもそうだった。
バスケットは逆に時間というものがあり、物理的に不可能ということが言えてしまう世界だ。
それも相手はインターハイに出たチームだった。
今になって思い返せば、試合の途中には、いや当たる前には最後の試合だと感じていた。
ただ、試合中には涙は出てこなかった。
なぜか泣いたやつは1人いたけれど。笑
ただ最後の笛が鳴った瞬間涙が出てきて止まらなくなったんだよなあ。
区切りといか、その時間まではバスケができる時間ってそう捉えていたのかな。
とにかく、あの時は自身の中でも一番じゃないかというくらい涙を出したのを覚えている。
それだけ高校バスケにかけた時間とか思いとか強かったんだと思います。
と、そんなことを思い出していました。
同時にあんだけ熱くなって毎日を過ごすっていうことがなくなったことを感じました。
というよりは、それをもう別のベクトルに移していかないといけないんだろうと。
スポーツで熱くなって毎日を過ごす権利というか、能力は自分には与えられなかったということだと思う。
本当はバスケットもやりたかったし、野球もやりたかった。マラソンだって。
でも、そいつはちょっと僕の役割じゃなかったかな。自分の周りにはもっとすごい人たちがたくさんいる。
だからといって夢をなくしたわけじゃないし、追いかけてないわけじゃないんです。
次は社会のために、人のために、モノをつくるというフィールドでそのスポーツに出すことができなくなった熱を放出していきたいと思います。
高校球児を見ながらそんなことを考えていました。
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