見える景色

ゆっくり歩く人を抜かして、その人は人生損してるんじゃないかと思った。
早く歩けば、その時間は違った時間に使うことができるからだ。

でもそうとは限らない、そうじゃないっていうことに最近気づいた。

早く歩く自分には自分にしか見えない世界が、
ゆっくり歩くその人にはその人にしか見えない世界がある。

でも僕がゆっくり歩いたら、ゆっくり歩いていた人の景色が見えるかもしれないんだけど
今まで見てきた景色が見えなくなるかもしれない。
自分のペースを変えるのも大変だし。

自然体の中で、自分の心地のいいペースの中で、見えた景色を大事にする。
それが自己表現に繋がるのだと。
自分らしさが何かって言ったら、自分の中にあるものを表現することで(それは必ずしも言葉や絵に限らない。その場で黙るということも自己表現のうちの一つだと思う。)、
その中にあるものってのはきっと経験したこと、見たことから作られていく。
だから自分のペースで見えてきたものを、大事にしていく。
簡単に人に流されたくないね。
この見えてる景色は自分にしか見えてないものだから。
胸張って俺のだって。

そんでもってそれを表現していく。

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