死を感じる

先週、わたしの近くの方がなくなったという話を聞いた。
直接知り合いではなかったし、名前も初めて聞いたが、私の知り合いの知り合いという近さである。

これで私の近い内で亡くなったのは3人になる。
父方の祖父が亡くなったのが高校生の時。
このときテレビや小説で出てくる死というものが、身近に感じた。
これまで嘘のように、反現実的に感じていたものになった。
動いていた体が冷えて動くなるとはこういうことだと。

そして大学に入って友人が亡くなった。
目をそらした時期もあるし、今もこのことは辛い現実として心の奥にある。
この前まで話していた人が、動いていた人が、笑っていた人がいなくなってしまう。

そして、今回。

死は怖い。
思い切り足をぶつけても、指をカッターで切ってしまっても
数日で傷は治るほどに人の体は強いのに、
死のうと思って傷つけるといとも簡単に生命を失う。
病気も体の内側から人をむしばみ、生命を失ってしまう。

いつも死と隣合わせのだと感じるようになってしまった。
身体的にも精神的にも。

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