江藤弓彦(19)

ーじゃあその写真をなんで自分の大切なものとして選んだか、その写真はなんなのかっていう説明を。

えっとこの写真は、サッカーボールとまあスパイクです。まあ見てわかると思うけど。
えーっとね、小3からサッカー始めて、えー、高校終わって、まあ今もちょいちょいサッカーしてて。やっぱその自分の中でサッカーけっこう大きい存在だし、これから先もずっとやっていくと思って。
そうだね、サッカーやっててやっぱりまあちょっと大げさになるかもしれないけど、チームプレー、まあなんか、そうだねえ、かかわり合いとか、人との関わり方とか、あるいはその友だちも増えたし。
そうだね、いろいろなこと学んだので、まあ大切なことかなあと思って。
やっぱサッカーが一番に出てきたかな。大切なものって聞かれて。
サッカー、うんまあサッカーってことと、ボールだけど、サッカーしてたっていうのが自分の中でけっこう大切なものになってるかな。


ーそれはサッカー自体が好きだから宝物なのか、サッカーで得た経験だったりとか友人だったりとかっていう方が大事なのかな。

うーんまあ両方って言ったら両方だけど、本当にサッカーすること自体がけっこう好きで。そうだね、まあ友人も大事ですけど。
うーんそうだねえ。どうなんだろう。
まあ、そうだね、サッカーが好きでって感じかな、どっちかっていうと。
友人、人との関わり合いも覚えたけど、実際それが大事かっていうよりかは、まあ今でも、サッカー、そのフィールドでプレイしたりするのが好きだから、やっぱ。
それでけっこう自分の中で、あー、楽しい時間を過ごせてるから、それが、うん大切かな。


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ーサッカー、プロになるわけじゃないじゃん。それでもこう大切なものとして残ってるっていう特別な理由とかって。好きだからって以外に。

あー、なんだろうね。なんか。そうだねえ。
受験のときとかも思ったけど、やっぱ、んー、そうだねえ。
サッカーやってる時が一番楽しいし、あー、まあ一番、一番、あーそうだね。
例えばなんか、双子の兄貴とかさ本が大事って言ってたじゃん。でも、俺本読んでる時よりもサッカーやってるときの方が楽しいし。
まあプロになんなくても、そのなんだろうなあ、なんかけっこうなんか、いやなこととかもあるし。あの受験、さっきの受験勉強の話したけど勉強けっこうにつまったりして、でも体動かすってなった時に、まあけっこうその嫌なこととか忘れて、リフレッシュできるし楽しい。
楽しい時間過ごせるから、まあプロになれなくてもけっこうこれからも多分やってくだろうし。だからまあそうだね。趣味、プロじゃなくても、うん、大事っていうか自分の中で大切なものかなと思う。


ー好きだから宝物になる理由って何だと思う。

あー。あー、好き、あー宝物。え、ちょっと待って、どういうこと。


ー好きだからって大切なものになるっていうので、特別に理由ってあると思う。

好きだから大切。いや、なんだろうねえ。
あの。ま、けっこう、自分の中で、小学校の頃から、あー、憧れじゃないけど、理想の人みたいなのがあって。それが活発で明るくてスポーツできて、人望もあってみたいなそういうのが。まあその、どっちかというとその文化系ていうよりかは、えーっと、スポーツ、まあスポーツ系の感じ人になりたいなみたいなイメージがけっこう自分の中にあって。
で、けっこう、なんだろうな、なんて言うんだろうな、なんだろうな。
ま、そうだね、好きだし、サッカーやってる時の自分が一番その、まあ、輝いてるって言ったら変だけど、自己実現欲みたいなものなのかな。なんかけっこうこうなりたいみたいのに近いから。


だから、うーん、けっこうこれからもサッカーやってくていう話とは別として。
思い出の中で、小学校とかでサッカーやってて、例えばゴールキーパーやってたけど、今でも活躍したシーンとか思い出すし。それを思い出すことで、ああ俺頑張ってたなとか、あの、そうだね、自分のけっこう輝かしいじゃないけど。
けど、本格的にやってたから、自信に繋がってるし。ああ俺はけっこうスポーツ本気でやってきて、それなりにその実力も、あのクラブチームとか行ったじゃん。それなりに頑張って、他の奴ら、その、他の奴らって言ったら変だけど、なんも頑張ってない人とは違うみたいな自信、自信、自分の中ではけっこう自信に繋がったから、サッカーやってること自体が。
だからそうだね、自信、そう自分、自分が今の性格に繋がるじゃないけど、今の長所だと思ってるような明るさだったりとか、人当たりの良さだったりとか、そういうのに繋がってるから、そうサッカー、そうだね、サッカーが成長させてくれた。
うーん、まあ好きだからっていうのもあるし、サッカーによって成長できたっていうのもあるから、それでけっこう大切なものってか宝物みたいな意識が自分の中にあるのかなって思う。


ーそっちの方が強いのかもね。

ああ、かもね。好きだから、そうだね好きだからっていうよりか確かに自信に繋がったのかもしれない。


ー自分の憧れてる存在にサッカーをしてる時はなれてるみたいな。

そう、そう。そう、そうだね。
なれてるし、そう。そう、そういうのをしてきたことで、けっこう自信に繋がってる。
俺は成長でき、成長できてるって言ったら変だけど。
うんそう。努力してたんだなっていうのは実感できるから。


ーそれと一緒にサッカー好きっていう。

ああ、そんな感じ。


ーサッカーていうのを、この大切なものっていうこの写真を表すとしたら、なんて表す。

ん。


ー自分にとってどういうものか。

自分にとってどういうものかね。そうだね、さっきも言ったけど、まあ、なんだろう。
自分に自信を持たせてくれたものみたいな。そう、サッカーやってたっていうのは、けっこう今、プライドじゃないけど、なんかそう、そういうのに繋がってるかな。
自信じゃないけど。


ー次は、自分の今度夢。やりたいこととか、達成したいこととか、こういう風になりたいとか、このために今は頑張って生きてるみたいな。

ああ、うん。なんだろうなあ。それは職業とかそういうのじゃなくて。


ー別に職業は決まってたらそれでいいし、具体的でもいいし、漠然と抽象的なものでもいいし、こういう風になりたいみたいな。

あーでも職業決まってないんだよね。なんだろうなあ。
けっこう、なんか、こんな人になりたいみたいなのは、まあなんかけっこう、あーなんだろう。流されないだとか、自分の意見しっかり持てて、人にはっきりそれを表現できるっていうか伝えられる人。
例えばその政治とかのニュース見て、なんかしっかり、そこでメディアに流されないで、自分の意見みたいな持てる人で。で、その自分の意見ていうのが、あの、根拠みたいなこれは正しい、これは間違いみたいな根拠をそのちゃんと持つために、色んなことを知りたいじゃないけど経験したいてのはある。
例えば、旅行とかも入んのかな。海外のこととかを見てみないとわかんないこととか、色んなこと見たり聞いたりして、そうなんか、なんかその社会で何かあった時に、俺はこう思うみたいな感じのを、うん、そういう考えを持てる人になりたいかなあ。
なんか漠然としてるけど。


ーそれは今は持ててない。

うん、なんかニュースとか見てても、けっこうああそうなんだ、で、これってでも本当に合ってんのか間違ってんのかちょっとわかんないみたいな。そりゃまあ、その、国際情勢とか全然知らない、知らないっていうかその知識がないっていうのが大きいけど。


ーなんでそれはそういう人になりたいって思ったの。

なんでだろうね。なんでだろう。なんでだろうなあ。
うーん。あ、でも、あー、あのお母さんの影響もあんのかなあ。
なんかお母さんがけっこう、そういう風になんかけっこう、例えば政治家のこととかも、なんか、テレビで流れてることとか、あんまりその鵜呑みにしないじゃないけど、これってどうなのかなみたいな。けっこう自分の意見言う人だから、それを見て、ちょっと俺もあれこれ俺今言えないなみたいに思ったことはある。
こういう風に自分の意見じゃないけど、なんか、あ、持ててないなみたいな、大人になった時持てんのかなって思った時はある。
あとそう、お母さん、映画とか本とかも、けっこう俺読んだらなんでも、なんか、あ、なんかいい映画だったなみたいな。


なんか、あるいは逆になんか、レビューとか見て、悪い映画、悪いこと書かれてたら、あ、やっぱじゃあ悪いのかなみたいな。あんま、そう、判断が自分の中にあるものに基づいてないから。そういうの、お母さん、例えば最近だと、まあ風立ちぬとかかなあ。お母さんは、あれはなんかあんまイマイチって言って、なんでーって聞いて、まあそのなんかジブリに対していろいろ言ってたんだけど。
俺はなんか、あんま、見てそのままいいかなみたいな。そんな感じしか思ってないから。そうなんか、けっこう自分の意見をはっきり持ってるから、ああなんかこういう人って、なんかいいなあじゃないけど、なんか、うん、なりたいなみたいなのは、そう多分影響かなあ。でもなんかはっきりとはわかんないけど、そのなんでなりたいかって聞かれると。
なんでだろうな。まあ多分けっこう親の影響もあるような気がする。


ーなんか夢っていうのと離れてたんだけど。

ああ、そうだね。夢。うーん。そうだね、こうなりたいってのはあるけど。


ーなんかある。なければそれはそれで。

夢ね。うーん。なんだろうねえ。
なんか、職業とかもあんま、前は理学療法士なりたいって思ってたけど、そうなんか自分の中で一貫してなくて、今本当に理学療法士なりたいのかなってのもちょっとよくわかんないし。ま、なんとなくだけど、まあなんだろう。


ー理学療法士じゃなくて、そういう風に意見が自分で言える人になりたいって思って生きている。

それのために生きてるって言ったらちょっと大げさかな。
まあなんか、小さな目標じゃないけど。まあ。


ーそうすると、どうして今こう生きている。なんのために。

ああ。うーん。でもなんか将来その、ああなんのためねえ。将来、その幸せになりたいって言ったら変だけど、普通になんか今みたいな家庭で。
ああなんだろう、なんのために。なんだろうねえ。
これけっこうなんだろう。普通に、誰かね、好きな人と結婚して、まあ子どもできて、それでまあなんか子どもに不自由なくなんか、その、なんでもさせてあげられて。
そのある程度のことは。で、まあそれで普通に今みたいな感じで、そのまま自分が大人になって暮らしていければそれでいいかなみたいな感じで。


ーそれでも欲望じゃないじゃん、欲求じゃないじゃん。したいとかっていう。

なんか、でも、なんのために。うーん。なんのために、ちょっと待って。何かをしたくて生きているか、これがしたいから。


うーん、どうなりたい。まあそうだねえ。大人になってからとかよくわかんないから。


うーん。うーん。いやそれ、そうか。まあ、人の役に立ちたいみたいなのは思うけど。
でもなんか考えてみたらまあ社会で働いてる人全員人の役に立ってるから。どうなんだろう。そうだねえ。仕事とかだったら、その、コミュニケーションとか取りながら、まあ介護みたいなの向いてるのかな、わかんないけど、なんか。うーん。
そうだねえ、人の、まあ人助けはしたいなあって。
人助けってなんだろう。
人助けはしたい。なんかけっこう自分の中のイメージだったら、理学療法士もそれに近かったけど、まあけっこう例えば、障がい持った人とか、まあね、歳がいってる人とか、今人間科学部でもそんな感じのこと学んでるけど、どうその、well-beingを実現していくかみたいなことに、ことは興味あるし、まあそういうのやってみたいなとは思う。


ーそれはどうして思うの。

なんだろうなあ。
自分の、そうだね、最初に自分の長所から、下ってって。だから、なんかけっこう人対人でコミュニケーション取りながら、仕事するの得意かなとか思って。
得意かなていうかそういうのしたいなって思って。
そしたらなんか、そうだね、だから介護関係とかいいかなって思って。それで、そうだね、介護とか理学療法とかそのリハビリ系、リハビリ系とか、その自分がスポーツ好きだったからやっぱ体の機能とかも、その体の機能とかにも興味あるし。
どう、どう動いたらどうなるみたいな。こう動いたらもっと動かしやすいよねみたいな、そういうのおもしろいなって思って。で、仕事するならそういう内容で自分がおもしろいと思える仕事したいなあって思ったから。
そう、それで、そういう職業には就きたいと思う。


ー自分のその大切なものってこう、夢と関係してるところってあると思う。繋がってるところ。

それこそ、そのさっきの職業じゃないけど、コミュニケーションが得意だからそういうなに、就きたいって言ったけど、やっぱサッカーでそういうなんか人対人の関わり方みたいなのは、一番最初に学んだから、生かされてるとは思う。


ー直接には関わってないけれど、自信をつけさせてもらった、成長したっていうことについてなのかなあって、どうなんだろうね。

そうだね、それこそサッカー関連とかの職業に就きたいとかそういうこと思ってるわけじゃないからまあ直接ではないかな。


ー自分の長所に、を気づかされてくれたとかそういう感じなのかな。

そうだね、長所を伸ばしてく、まあ長所を作ってくれた。
が、そう、生きてるかなみたいな。その自分、自分の長所を生かして仕事したいなみたいなことに、まあ繋がってるかな。


ーなんか他に言い残したこととか。言っときたいこととかあったら。

ん。いやでも、なんか、そうだね、大丈夫。
なんか自分でもその、なんでサッカー大切かなみたいな深く聞かれたら、あんま意識したこと、なんか好きだったからとか楽しいからみたいなことしか考えてなかったけど。
たしかに、ちょっと、よく、深くなんか掘り下げていくと、やっぱ、うん、自分のなんかそう、俺はこういうことやってきてみたいな、そういう自信とか、あうるいは、そのプレー中での、そのチームの中での人との関わり合いとか。
まあ中学とかけっこうきつかったから、なかなか、周りの集団とかもね。だから、そういうとこで、うまく摩擦ないように、その自分、そう、どう振る舞うかみたいな学んだ。
まあ、そう、自分の性格、性格とか長所とかそういうのに、けっこうサッカーが貢献してくれたからかなあっていうのは改めてまあ思ったかな。
そんな感じです。



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