福島蓮(26)

ーじゃあ始めまーす
はい。


ー写真は自分の人生において大切なものを撮ってくださいって頼んだんですけども、この写真がまずなんなのかっていうことと、自分がなんで人生の大切なものとして選んできたのかっていうのをお願いします。
うーん。なぜ大切なのかっていうのと。
あ、この写真は、えー、自分の息子、長男息子と娘。長女。下の女の子の写真です。
うーん、分身。分身やからかな、自分の。
やっぱ誰よりも自分好きやん。ってなるんやったら、こいつらも自分やしっていう、その考えかな。


ーていう理由で。
選びました。


ーいろんな写真あると思うけど、この写真を選んだ理由てなんですか。
あ、この写真選んだ理由は、あの、僕が最後に撮った写真。
だからかな。離婚したからね。自分の携帯で最後に撮った写真だからね。


ーだから、選んだ。
選んだ。


ーこのあとは、写真って撮ってないんですか。
うん、嫁さんに。前の嫁さんに、撮ってもらったやつを送ってもらうことくらいかな。


ー今、自分の分身て言ってたんですけど、詳しく言うと、どういう感覚。
えーっとね、やぱ、なんか、自分の種で生まれてきた子ども。まあまあ腹痛めてないから、愛着って言ったら、その女性に、女性と比べたらそんな、ねえ、我が子がどうのこうのでっていうのはないけど。
ただ、ね、成長を見てると全く自分と同じことをするんよね。横着したりとか、人の言うこときかんかったりとか、あとはうーん。怪我が、怪我するところ。すぐ怪我するし、すぐ病気するし、で、その病気の内容も怪我の内容も、あ、通った道やなっていうのが、本当そっくりで。そっくりというか一緒で。
ああ、ねえ、先人の知恵っていうのが誰よりも僕が思ってることが、じき起こるであろうってのが、ねえ、徐々に、伝わってきたのかな、未来というのが。100%じゃないけど。


ーそういう風に思うようになったタイミングてあるんですか。
あー、手放しでブランコ乗りだした時、とか。あとはどんだけ高い木から飛び降りれるかとかやりだしたりとか。まあまあやんちゃなことで言ったらそこだし、親の前ではペコペコするけど、いざ目離したら、すぐ悪さするし、でもこっちをずーっとチラチラ見ながら、親のことは気にしながら、怒られないように、でもやりたいことはやって。
変に気遣い、っていいように、なんていうの。行動で言ったらそこかな。病気で言うたら、もともとその、うちの家系が、関節が弱かったりとか、管という管が細いのよ。耳であったり、喉であったり、腸であったり、血管であったり。そういうところでいろんな病気とかかかってる。


ー1つ1つがどこかで線になって、自分と似てるなっていう風に思うようになったんですか。徐々にって感じなんですか。
うーん、徐々にだね。ねえ見てー言うて、見たら同じことやってるとか。そんなのが、まあ、成長していく段階でだんだん見えてきたかな。なんかそんな感じです。


















ー分身て言ったじゃないですか。分身はなんで大切なんですか。自分の分身だと。
分身だから大切というよりは、自分だから大切。の方が近い。


ー自分の分身というよりは自分だと思ってる。
うん、自分はかわいい。やっぱりかわいい。


ー2人とも、もう自分だと思ってる。
うん。思ってる思ってる。


ーそれは行動とかを、成長を見てる中で。
うん、そうっすね。成長を見てる。


ーそういう風に思うようになった。成長する段階で、どっかではって変わったタイミングとかがあったんですか。それとも徐々にって感じなんです。
徐々に。いつのまにか。


ーじゃあ、最初はあんまりそういう風に思ってなかったところもあったんですか。
うん。子ども嫌いやから。アホが嫌いやから。


ー何歳くらいとかあったりします。
いや、特に。なんかそれこそ、言われて、無意識かな、携帯バーって、あ、これやっていうような感じかな。
あ、俺でも気づかんかったわ、大切やのになみたいな。うん。


ーじゃあ僕が言って。改めて見つめ直して時みたいな感じ。大切なもの、人。
うーん、気づいたらそうだね。


ー普段からじゃああんまり、言ったら逆に意識してなかった。
だって勝手に育つやん。子どもなんて。
ねえ、ちゃんと教えようと思って教えたら、きっといい子が育つんやろうなって思うけどね。うーん。


ー僕が言って気づいて時間経ってるじゃないですか。行動とか変わったりしたんですか。
うん。いや特に、変わらないかな。


ーただ気づけた。
気づけた。
うん、そうだね。


ーどっかで、大切な人だって気づいたタイミングはあったわけではなくて、振り返れば。
振り返れば。多分、所々で自分で振り返る時は、ターニングポイントじゃないけど、あると思うしね。その時にはね、思うけどね。あー懐かしいなあ、この時こんなことあったなみたいな。感じで思い出す感じかな。


ー大切な人とか物って考えて思い出す感じでは、今までは違ったって感じですか。
大切な人、大切なもの。どういうことその感覚ってこと。


ーターニングポイントで思い出すって言ったんですけど大切だなって思い出してるより。
あ、もうふとした時に、あの。


ー楽しかったなとかそういう感覚で思い出すって感じ。
そうそうそう。なんかユニバ行った時に、そういえばこいつらをユニバ楽しめんと、こいつらの思い出ばっかしだなとか。前行った時やったらね。
とか、海遊館行った時に、ずっとイルカの前から離れんかったなあとか。
あとはなんかFacebookでね、過去の、何年前のとかって写真上がって、そういう時に結構写真上がってくるから。そういう時にああこの時やんていうのが、その時くらいかな思い出すのは。


ーで、今回改めて、て感じですかね。
うーんそうだね。


ー他にも多分大切なものとか、人とか、思い出だったりとか経験だったりとかあると思うんですけど、その中で1番にってのは。
これの他で。


ーなんか決定的な違いってあるんですか。
違い。


ー例えば、自分だって言ったけど、自分はこの写真の中にいないじゃないですか。
うん。
ああでもどうやろうなあ。ねえ、ものは壊れるし、捨てるし、壊れたら捨てるし。
人もね、どんだけ信頼してても、いざちょっととしたら行き違いとか、裏切りじゃないけど、裏切ってなくてもね、お互いが、ちょっとした行き違いで気持ちは逸れるし。全国の親子が仲良いか言うたら、ね、親だから、子どもやからっていうわけにもないから。
そこはちょっと一概に、人で言うたらね、まあものでもそうか。今は思いつかないかな。


ーその違いってなんなんですか。この2人と。
違い、なんやろうね。でも、うん、贔屓してる部分かな、でも。半ば偽善ていうものもあるけどね。イクメンの父ちゃんになりたいていう願望は昔からあったから。その、基本子どもが嫌いやったからこその、こうなっ、こうなっていかなあかんていう責任感じゃないけど、自分に決めた、あるからこそ子どもの写真を出したのかなって可能性はゼロじゃないから。
でもなあ、うん。具体性。いやでも自分の子どもだからかなあ。
他の理由は、申し訳ない、なんとなくでしか表現できないかな。


ーokです。他なんか言い残したこととか、言っときたいなってこととかありますか。
言い残したいこと。
言い残したことないなあ。
それはどういうことでもいいの。


ーうん、どんなことでも。心にあるものがあれば。
心にあるもの。ああ、そうやねえ。俺のこと覚えてるんかなあ、ていうのがあるかな。
まあ、でも時期気になると思うし、俺がそうやから。決めつけだけどねそれは。なってほしいというよりは俺がそうやから、絶対気になるし。
で、気になったら、もう、ね、母親にでも聞いて、ね、俺のところに来てくれたら、まあ来る前に連絡くれたら。お金も、送金するし。
こっちでは思う存分甘やかすつもりやから。


その時まで、うん、来るんかなあ。
まあ来るやろうなあって思いながらも、待ってるかな。
娘だけはもうちょい可愛く生まれて欲しかったな。
ブスでしょ。


ーいやそんなことないでしょ。
ブスなんよ。


ーこれカットしときますか。
いや、カットしとこうかなじゃあ。うそうそうそ。全然いいよ。大人なって、ねえ、整形したいんやら整形したらいいけど。全然お金出すし、本気でそれ思うんやったら。3次面接くらいまであるよ。その時はね。決意が強ければいいんじゃない。
いや、ほんまブサイクやなあ。


ーそんな感じですか。
うん、かな。


ー話は変わるんですけど、次はやりたいこととか、なりたい姿とか。近い未来でも、遠い未来でもいいんですけど。今自分が1番強く思ってる、目標だったり夢について。
強く思ってる夢か、目標。ああ、うーん、でもどうやろうなあ、難しいな。
モットーがね、人生楽しんだもん勝ちっていうね。きっと、選択ってのが多々あると思うけど、こう、選択がぱって現れた時に、どっちが楽しいかなっていう、のを優先して選んでるかな。
まあしんどい、けど、稼げる仕事なのか。ちゃうな、しんどい、でも楽しい仕事なのか。楽、ムッチャ楽やわあ、で、稼げる仕事なのか。それやったらしんどくて、稼げなくても楽しい仕事を選ぶかな。最低限、生活ができるような状態には、ではならないけど。
うん、ていうのかな。


ー夢ってのは。
夢なあ。うーん楽しければいいかな。別にこいつらに財産残そうとも思わんし。自分が豪遊したいわけでもないし。
ああでも人かなあ。これはほんまに偽善とかじゃなくて、自分が、あの切羽詰まってる時は、自分のことしか考えないけど。人の笑顔見た時に、自分が助けられる部分が多々あるから。こういう飲食店をずっとやっていくのは、もう現場には絶対一生立つねんけど。
飯であったりとか、隣のお客さんとつなぐであったりとか、そういう価値観、は捨てんとずっと飲食は続けたいな。
かなあ。一生、ライフワークでいたい。


ーそれってどういうタイミングで、いつから思うようになったとか。
あ、でも4年前かな。
えっと4年前に、あ5年前だ。それこそ離婚してから、離婚したタイミングで、その会社、僕が働いてた店舗が、独立します、この店を丸ごと買います。っていうのを店長が言い出して。で、離婚したばっかりのその月やったし、ていうたらその本社の方は、別でもう一店舗出します、で、オープニングで店長になりますっていうようなスタンスやったから。
でもこっちはこっちで。あの、俺をその福島くんを引き抜きたいです、っていう。で、どっちを取るか、で俺どっちでもええねん、はよ、どっちでもええから決めてくれやと、俺それどころじゃないねんてうわってなってる時に。
あの、引き抜いてくれた方が、守ってくれたんよね。最初優柔不断な自分に、あの、本社の方の社長やったりとか、マネージャー、店長、本店の店長とかが、がすごい野次をね、お前俺らが拾った恩を仇で返すのか、やいやい言われとったけど。
拾われたつもりもないしなあ、ただただ人が足りないから来てくれ言われて、誘われたのが俺だっただけの話やし。

で、そこで、なんやろ。その時に、すごい冷たい自分が見えた。
で、こっちの方が、楽そうやな、守ってくれるし、ていう気持ちで。まあしんどいことから逃げたかったていう気持ちで、その引き抜き、を受けさせて、受けたんだけど。あとあとになってその、自分の逃げ道っていうのは、潰れる一方やったなっていう。まあそこの引き抜いた、引き抜いてもらったその先でね。
甘さが故の、ね、墓穴を踏んでしまって。
で、その後の後悔がね、あああの時にあっちに行っとけば俺はどうやったんやろうとか。ていうのは、あとあと気づいたりして。

で、ただそれだけやったらよかったんだけど。いざそこのお客さんから、返答がね、俺がした返答が、もうどっちでもいいっていう、返答だったことに関してそのお客さんがね、俺らは客としてお前のことを応援して言ったのに、こっちがいいです、こっちがいいのでこっちに移りますって気持ちやったら、全然いいよ。ただどっちでもいいですっていうのは、この会社、この店舗、お前の料理っていうファンになった人に対して、失礼じゃないかっていうことをお客さんから頂いて。
で、当時のその修行時代のお客さんていうのは1人もおらんのやけどね、そのせいで。
で、そのおかげで、気づいたかなあ。なんのために料理やってるんやろ。結局人のためやし、ね。料理あんま好きちゃうし。けどね、何が好き言われたら、美味しいって言葉に出して言うてくれることやし、笑ってくれることやし。それが見たいからやってるから。
そこがターニングポイントかなあ、自分の。将来とか見据えて。


ーそっからそういう風に思うようになった。
うん、うん。だいぶ話逸れたような気もしたけど。
大丈夫かな。


ーそのタイミングから、そういう人とか。
うん。


ーそういうの大切にした上で、料理っていうので進んでいきたいって。
そうだね、あでも、うん、他の道も多分、してたら行くと思う。
ただ俺はこれしか知らんし。これ以上、勇気じゃない、進む気もない。多分、いやでも、今現段階での話やけどね、きっと俺が営業マンしてたら、それで、何かしら生きがい、楽しさ見出せたらそっち行くだろうし。俺が製造、工場であったりとか、商品開発とかそこに生きがいを求めるんやったらそっちの方に行ってたかもしれないし。
たまたま歩んでみた道が、これで、うん。これがどんだけ追求しても、全然キリがないから、まだ楽しんでるのかな。商売ていうのをね。


ーきりがないですか。
ないねえ。やれどもやれども、どんどん新しいことを他の人が見出すやん、で、真似するやん。で、真似して、自分の知識と照らし合わせて、あ、新しいもの考えたトーン、どっかで食べたことあるような味がする。悔しいて思う。
もう探究心もあるしね。好きでやってんちゃうのに。


ー好きじゃないのに探究心はあるんですか。
あ、全然ある、全然ある。


ーそれってどういう、なんか、気持ちの状況なんですか。なんか。
ああ、でも気持ちの状況言うよりは、お客さんの顔が見たいからねえ。


ーそっちが目的なんだね。
そっちが目的だね。


ーそれの手段が料理であって。
うん。誰しもが好きやから包丁取るわけでもないでしょ。うん。
衣食住は生活にあるもんやからしゃあないしね。あとは多分ね、好きな女の子いました、好きで花買いに行かないでしょ。
僕、俺花好きやねん、これの花言葉はとか言いながら花選ばないでしょ。


ー人もいるみたいな。
ああおるかもしれんけど。花買いに来ても、パンと金だけ渡してね、これでなんか花包んでくださいみたいな。
うん、中にはね、花言葉も調べて、するキザな男もおるやろうけどね。
やってた俺、俺やってたそれ。


ーそういう意味では飲食にはこだわらないけれども、ていうところはあるんですか。
うん。こだわらないけども、ただ飲食しか知らないし、まだ飲食をちょっと突き詰めていこう。まあ人の。


ー突き詰めていきたい気持ちもある。
あるねえ。最終地点であるからね。でも最終地点がずっと動くねんから絶対追いつかれへんけどね。ゴールはないねんけど、結局。
興味ができたら多分脱線するし、飽きるまではやろう。


ーていうのが5年くらい前、その経験から。5年前からずっと。
うーん、そうだね。揺るぎないね。


ーだんだん強くなってる感覚とか、あまり変わらずにもう。
あー、でも最初は気づいたけど、その行動に移すまでは全然だった。ブレブレやった。
ちょっと先言ったターニングポイントと、本当に気付いた時って多分違うと思うんだ。
うん、まあこう言われたら、うん、違うって思うから、全然そう思うたこと言うだけやねんけど。まあ本来起きたのはそこやねんけど。
ただ実際あとあと振り返ってみたら、あ、こん時に心変わりはしてんねんなとか、ただ瞬間で動いてる体とか、あとは感覚で選んだ判断みたいなのがあるから。
あ、生活できへん、掛け持ちしよ。あ、飲食しんどい、ちゃう仕事もしてみよ。
でも多分、多分ていうか、飲食しながらなんかしてたからね、なんだかんだ言って。パチ屋で働いた、サラリーマンにもなった、サラリーマンしながらもでも仕事終わったら、居酒屋行ったりみたいな。そんなんばっかりやったから。
ふと気付いたら、あ、って感じかな。あれかあみたいな。言葉足らずで申し訳ない。


ー本当に変わった頃は何年かくらいギャップがあるんですか。
多分あると思う。


ー全然他で働いてる時に、何かしら笑顔見るタイミングあるじゃないですか。でも、飲食だったってのはなんかあるんですか。
あ、でもね。そこでは、ずっと、飲食の、ことを考えながらやってたね。そこは多分揺るぎないと思う。こういうお客さんにはこう接したらいいんだろう。
営業してる時もそうやし、パチンコ屋してる時も、パチ屋で働いてる時もそうやけど、あ、このタイプのお客さんにはこういう勧め方をしたらどんなんちゃうか、っていうのは、あ、俺がこれをカツオのたたきを勧めるんやったら、今日はこれをこれを肝の造りを勧めるんやったらていうのを多分商品名を料理名に変えてる部分は絶対あったね。
パチ屋の時もそうやった。あ、灰皿こうやって気づくように、灰皿交換とか、あ、これ気づくようになっとったら、無意識でこれができたら、いざお客さんとこう喋りながらも、きっと、あ、灰皿変えないとって思う、この、思考が、きっと自然にできたら、やりながらも違うこと考えれるんだなとか。そんなんは考えてたかな。


ー飲食を通して人の笑顔を見たいって感じなんですかね。
通して、いや。
そういうわけじゃない。ただ、ただただ思考がそっちにもう寄ってしまってるだけの話だから、意識してそっちに持っていってるとかでもないしね。無意識やね。
だからそれこそ、飽きるまでやな。飲食は。と思ってます。


ー夢に関して、言い残したこととかあります。言っときたいこととか。
ああ。
そやね、思考変わるからね。今思ってるのはそれやけど、もしかしたら変わるかも知らんから、100%それではないけど。
誰かに影響を受けない限りはこれからなっていうか。今現状生きてて。


ーそんな感じですか。
はい。


ー自分の夢と大切なものの写真、2人ていうか、なんか繋がってるとか、関係してるってところってあったりしますか。
あ、それは、あるあるある。一応父ちゃんである以上は、背中で教えるもんやっていうのは、ああでも刷り込まれてるんかな。でもそう思うてるから、やねんけど。
さっき言った子どもらが会いにくる時に、もう、金出したるていう、平気でね、出せれるくらいの、まあ金銭面でいう大人であったりとか。職場くるかって言うて、俺が働いてるところを、いつでも見られても恥ずかしくないような状態、やな。
別にそこ仕事を語るとかは絶対しーひんし、子どもらが飲食したいって言い出したら絶対止めるし。金にもならん商売をね、したらあかんよって絶対言うからさ。
でも、それなりにこう楽しんで父ちゃんやってんねんでっていうのも、見せ、いずれ見せれるために、夢かな、笑顔で笑わせたいとか、お客さんを喜ばせたい、ホスピタリティ精神を磨きたいっていうのはあるね。


ーそれは自分がやってることとか、こういう夢を持ってるていうのを、見られても恥ずかしくない状態でいたいみたいな感じですか。
うん。そうだね、見とけよっていう感じかな。


ーあ、見とけよって感じなんですか。
見たかったら見とったらええやん、これが父ちゃんや。


ー蓮さん中のこれが父ちゃんやっていうのが、人の笑顔を作るっていうことで、見に来た時に、自分の夢っていうのを置いて、お金を稼げる形とか、自分の嘘偽りとかを見せたくないみたいな感覚なんですか。
ああ、そこまで深く考えてないかな。うん。そこまで深く考えてない。


ー何を見とけよなんですか。
生き様。
生き様と、人によってね、あーでも息子の前でゲスい話できるかなー。娘の前で。ちょっと乳触らせてやとかお客さんにたまに言うからな。全然触らへんよ、全然触らへんけど、BARやから。あーでも見せるやろうな。お前の父ちゃん、パッパラパーより楽しそうだろくらいなみたいな感じだから。そんな感じです。


ー夢を体現してる、人を笑わせてる、作ってる姿は見てもらいたいんだって気持ち。
見てもらいたい。


ー何を感じるかは、自由だし。そんな気持ちですね。
子どもの。


ー自分の分身だからこそ、子ども。
まあまあ1番ね、見て欲しいのは子どもらやけど、きっと誰しもが、ね、誰かの先生やし。
誰かの先に生まれて、ね、それが先生て言葉の由来でしょ。きっと誰かから学ぶもんやからね。うん、それこそあんま教えてあげるってないから。ちいちゃい頃に。
やり残したことをやるような感じかな。


ーそれも夢の一つなんですかね。
かもしれない。かもしれない。今更恥ずかしくてよう言われへんけどね、ほんまここだけやで。夢なんですか言われて、子どもに教えられんかったことを教えよう思ってます。
それが夢です。途端、あほちゃうか言われる。どんだけ根に持ってんねんな、子離れしなさい言われてもおかしくない。


ーそんなところですか。
そんなところです。


ー他言い残したことないですか。言っときたいこと。大丈夫ですか。
うん。
言い残したこと。言い残したことはないけど、ないね。ないです。


ーでは、ありがとうございました。
はい。



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