今日は本当に

おめでとう

朝までバカやったあの頃
アホみたいにお酒飲んで騒いで
美味しかったよな467のラーメン
中盛 太麺 ネギ増しで
説教された夜もあったっけ

針が指すとこ目指す僕らの旅
君は一番最初にブルショット
新たな人生を歩んでいく
でもそれは別れじゃないよ
また一緒に投げよう 僕らも続いて投げるよ

今日は本当に

河本一衣

ある春の日

暖かい春の光
中央線で新宿へ

何気ないいつものいい君とのお出かけだと思ってた
何をすることもなく駅を回る
うつむく君 何もしない僕 何もできない僕

わからないまま中央線でお別れ
まさか最後になるなんて思わなかった

今の僕なら うまく立ち回れただろうか
今の僕なら

好きとかを通り越して ただ元気ですか
ただ元気ですか

ある春の日

河本一衣

お金と気持ち

お金はありがとうを表現している。

ある人のこと少しだけ手伝ったら、1000円くらいのお昼とコーヒーをおごってもらった。
その夜、いつもお世話になっている人の誕生日ということで
1000円ほどのお酒を買って、お祝いをした。
店を出る時、ありがとうということで1000円ほどまけてもらった。

世の中はお金じゃないと言うけれど
それでも私たちはお金で自分のありがとうの気持ちを表現している。
あの人からおごってもらったお昼
また別の人からもらったお菓子
一杯いただいたお酒
全てそれはありがとうのしるしだと思う。

何気ない1日に気づいたそれは、大きな気づき。
私がいつももらっている給料というお金は
多くの人のありがとうが繋がり。

それの使い方は私が決めることであり
私だけのために使うこともできる。
でも私は私の中にあるありがとうを表現するために
それを使うことも必要だと感じている。
それが私の生き方なのだと思う。

それを気づかせてくれた何気ない1日に感謝しなければならない。

私とあなた

あなたの言葉を聞くたびに
あなたに近づいていく。

あなたに近づいていくたびに
あなたになれないことに気づく。

悲しいも楽しいも嬉しいも寂しいも
あなたと同じように感じることはできない。

あなたと目が合うたびに
あなたを愛おしく思っていく。

あなたを愛おしく思うたびに
あなたになれないことに気づく。

私が見るあなたは私にとってのあなた。
あなたの見る私はあなたにとっての私。

それを理解して今日もあなたを思おう。

河本一衣

人の語りを聞くということは

明けましておめでとうございます。

今回の年末年始は大阪で過ごし、東京には帰らないことにした。
関西に来てもうすぐ4年、大阪に引っ越してから1年と少し。
なんだか今回は大阪で過ごしたくなった。
多分この街や自分を取り囲む人との関係性がそういう気持ちにさせてくれたんじゃないかなと思う。
それはとても幸せなことだと思う。

昨年の9月に大学時代の後輩からある本をいただいた。
岸政彦さんの「断片的なものの社会学」という本だ。
岸さんも社会学という学問の研究の中でインタビューをしており
その中での経験や、その経験から感じたことや、考えたことが綴られている。
この本の帯には、「人の語りを聞くということは、ある人生のなかに入っていくということ。」とある。
僕もインタビューの活動を始めて、約4年半。(大学を卒業してからはだいぶペースが落ちてしまっているが)
インタビューするということはまさにこういうことなんだと思う。
思うというか感じる。
なんだろう、これは、多分、人の心の内面に関わる濃密なインタビューを、何度もしているうちに生まれる感覚なんじゃないかと思う。

人の宝物と夢に関するインタビューをこれまで60人にして来たが、「ある人生のなかに入っていくということ。」というこの感覚は、とても不思議な気持ちにさせる。
誰かの宝物が自分の宝物となり、誰かの夢が自分の夢になる、そんな瞬間が何度かあった。

インタビューの活動の中で、生きている3人の祖父母の話を聞いたことは自分にとって生き方を考える、大きな経験だったと思う。
自分はこの人たちから生まれたんだということを、初めてちゃんと認識というか、理解した経験だったと感じている。
多分、そこからだと思う。自分の中の色々な欲が削ぎ落とされていったのは。
これを成し遂げたいとか、こうなりたいとか、自分の中のそういうもの突然小さく見えて来てしまった。

だからか、ここ数年はこの年末年始という季節の恒例行事の今年の目標では、同じことを言っている気がする。



あまり欲しがらず、まずは手に届く範囲にいる周りの人のことを幸せにして、目の前の人のことを素直に好きだと言えるようにしたい。
目標って毎年変えなくてもいい、毎年思い出せればいい、と感じる1月1日。